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<title>freeanesthe</title>
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<description>フリー麻酔科医のひとりごと</description>
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<title>肝炎対策基本法は適用外？</title>
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<description>「間質性肝炎」の記事を今朝見たが，魚拓を取るのを忘れた。 仕事を終えて帰宅し，“...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「間質性肝炎」の記事を今朝見たが，魚拓を取るのを忘れた。&lt;br /&gt;
仕事を終えて帰宅し，“間質性肝炎”でググると豚の病気ばかり。&lt;br /&gt;
やはりさすがの変態タブロイドも気がついて訂正したのかと思ったが，私が“毎日”を検索ワードに入れるのを忘れていただけ。まだちゃんと残っていた。今度は忘れず&lt;a href=&quot;http://s04.megalodon.jp/2009-1130-1902-47/mainichi.jp/area/miyazaki/news/20091121ddlk45040651000c.html&quot;&gt;魚拓&lt;/a&gt;をと。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;br /&gt;
医療訴訟：「市立病院の医療過誤で死亡」　小林市に４２００万円賠償提訴　／宮崎&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　小林市立病院に入院していた間質性肝炎の女性（当時６５歳）が死亡したのは誤った治療が原因だとして、女性の夫が小林市を相手取り、約４２００万円の損害賠償を請求する訴訟を宮崎地裁に起こしたことが分かった。提訴は１０日付。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　訴状によると、女性は０６年１２月、間質性肝炎と診断されて同病院に入院。「１カ月もすれば治癒するだろう」と説明された。この間、原告側は施設が整った他への転院を希望しても「必要があると思えない」などと断られたという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　女性の病状は悪化し、０７年１月９日にはほとんど意識がなくなり、救急車で宮崎市内の病院に転院。ここの病院で「当初からステロイド治療をやってきたため、病名の究明が困難」との説明を受け、女性は同２９日に死亡したという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　原告側によると、間質性肝炎は種類によって治療方法が大きく異なり、ステロイドを投与すると副作用で病状が悪化することもあるという。同院はどんな種類の間質性肝炎か把握せずにステロイドを投与したとしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　原告側は「まともな治療をすることができないまま手遅れの状態で死亡した。また、速やかに転院させるべきだったのに、重篤な状態になって初めて転院させた」と主張。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　小林市立病院は「訴状の内容を確認して、対応を検討したい」としている。【川上珠実】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;上の短い記事に“間質性肝炎”は4回登場する。一度打ち間違えた単語をコピペしたのだろうが，病気を解説している箇所でも間違ったままはまずいだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ま，肺と肝は字も似ているし，“&lt;a href=&quot;http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2007/02/post_693f.html&quot;&gt;梅毒ウイルス&lt;/a&gt;”や“&lt;a href=&quot;http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2007/02/post_d8bb.html&quot;&gt;血管内で大量出血&lt;/a&gt;”ほど恥ずかしくはないかも。レベル的には“&lt;a href=&quot; http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2007/01/post_699f.html&quot;&gt;肛門部胆管がん&lt;/a&gt;”あたりと同じか。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-11-30T23:14:16+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/11/cannot-avoid-cv.html">
<title>Cannot Avoid CVCI</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/11/cannot-avoid-cv.html</link>
<description>-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://s01.megalodon.jp/2009-1123-1400-27/news.livedoor.com/article/detail/4462882/&quot;&gt;気管挿管ミス　男性死亡　業過致死容疑で捜査　大阪・羽曳野の病院&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;大阪府羽曳野市の医療法人・春秋会城山病院で１０月、麻酔医らが男性患者（５６）の左手首の手術で全身麻酔した際、気道を確保するためのチューブを誤って食道に挿入し、患者が窒息死していたことが２０日、病院関係者らへの取材で分かった。病院側は医療行為に問題があったと判断し、警察に通報。羽曳野署は、医師らが注意義務を怠った可能性があるとして、業務上過失致死の疑いで関係者から事情を聴いている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　関係者によると、男性は９月上旬、勤務先の羽曳野市内の工場で作業中、包丁で左手親指の付け根部分を誤って切り、屈筋腱（くっきんけん）と神経を断裂。職場近くの病院で皮膚の縫合手術を受けたが、その後指が曲がらなくなり、１０月１３日に城山病院に転院。病院は同１６日に神経の縫合手術を実施した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　手術は１６日午後１時半ごろから始まり、麻酔医や整形外科医、実習中の救命士ら６人が担当。神経縫合に時間がかかることなどから伝達麻酔ではなく、全身麻酔で対応することを決め、患者の同意を得ていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　患者の口から気管にチューブを挿入しやすくするため、麻酔医らが筋弛緩（しかん）剤を投与。麻酔医指導のもと、最初は救命士が挿管を試みたが、３０秒以上たっても挿管できず、患者に酸素が送れていないことが判明。交代した麻酔医が、のどを切開するなどして応急処置を施したが、体内の酸素濃度が著しく低下し、約３時間後に死亡が確認された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　病院側は死亡後、遺族に経緯を説明。府警と保健所にも通報した。捜査関係者によると、司法解剖の結果、死因は窒息死で、患者の食道内にはチューブが残り、約２５分間無酸素状態になっていたことが分かった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　担当した麻酔医は羽曳野署の事情聴取に「患者は首が太く、ヘビースモーカーだったこともあり、通常より気管挿管が難しかった」と話したという。羽曳野署は、麻酔医らが十分な注意を怠り、漫然と気管挿管を実施したことが死亡につながったとみている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　福本仁志院長は産経新聞の取材に「極めて残念なことであり、ご冥福（めいふく）をお祈りする。捜査には全面的に協力し、再発防止に努めたい」とコメントした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まずは亡くなられた男性のご冥福をお祈りする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;恐るべしCVCI。「自分ならこんなヘマはしない」などと思ってはいけない。彼らの挿管技術が私より劣っていたとは思えない。むしろ「自分より上手い人でも最悪の事態に陥ることがある」と肝に銘じるべきだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;肥満患者にLMAを使おうとして苦労した経験が何回かあることと，もともとLMAはそれほど好きではないので，私も挿管を選んだ可能性が高い。同じようなCVCIに私が明日遭遇する可能性もある。ただ，私が彼らより少しだけ有利な点は，救急救命士の挿管実習を担当していないこと。&lt;br /&gt;
麻酔導入後のマスク換気が困難，つまりいきなりCVだったなら救急救命士に挿管させるはずがない。何回か挿管操作を繰り返すうちに気道の浮腫か出血でCVCIとなったのではないか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;早い段階で緊急気管切開キットを使うべきかもしれないが，CVCIでパニクっているなかで，一度もやったことのない手技を成功させる自信は私にはない。おそらく私は最後まで挿管を試みるような気がする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく，モニター心電図の電極シールから経皮的に酸素化＋CO2除去ができるような夢の装置が登場するまでは，CVCIに遭遇しないように祈るしかない。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-11-23T15:25:05+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/11/post-7bdd.html">
<title>アウェースコープ</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/11/post-7bdd.html</link>
<description>10月くらいから仕事が忙しい。多忙の時は誰でも，自分が仕事を失う日のことなど想像...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;10月くらいから仕事が忙しい。多忙の時は誰でも，自分が仕事を失う日のことなど想像しない。それどころか，「もう少し楽させて欲しい」と願ったりする。自分もそのひとり。しかし贅沢を言ってはいけない。商売繁盛と喜ぶべき。「フリーの麻酔科医がやっていけるのはここ数年」が的外れでない保証はない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;IMIがエアウェイスコープのキャンペーンを行っている。噂では定価の半額近くになるらしい。さてはいよいよ第二世代の発売が予定され，旧型の在庫一斉処分か？　そもそも今のAWSは重たくてでかい。肥満患者ではイントロック挿入時に本体が胸部につかえてしまう。パイルダーオンとかいう方法もあるが，確かにイントロック単体では口に入れやすいものの，そのあとに大きくて重たい本体を乗っけるのは少し抵抗がある。本体にイントロックを固定する際に余計な力がかかって歯を損傷する恐れもある。それに，私はマジンガーZが好きではない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;本体が患者の胸につかえないような工夫が施され，さらに小児用やDLT用のイントロックが発売されたなら，AWSはもっと普及するかもしれない。しかし，実は私はこれの普及を密かに恐れている。&lt;br /&gt;
外科医たちがAWSを色モノ，マニアックな麻酔科医のオモチャ，ブラードやトラキライトに続く“いつもの”趣味の小道具と見ている間は心配ないが，彼らが「これを使えば俺たちも気道確保を恐れずにすむのではないか」と変な気を起こされると困る。AWSの成功を参考に，光学系が得意な企業がこぞって同系統の挿管用具の開発に乗り出すかもしれない。3Dのデジタルカメラさえ市販されている今日，AWSよりも進化した挿管用具が明日世に出ても不思議ではない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;麻酔科医としては「気管挿管をなめるな。器具が進化しても挿管はそんなに簡単ではない」と言い切りたいところだが，所詮はノドの奥にある2本の管の一方にチューブを入れるだけのこと。声門という，口から十数センチ奥の暗くて狭い箇所が鮮明に（特に曇らず）見えるよう液晶画面と光源を備え，チューブ先端が声門に向けて進むような仕組み（これが一番難しい？）があればいい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;外科医たちがAWSもしくはこれに準ずる挿管用具に習熟し気道確保を恐れなくなったなら，私はお払い箱になる可能性がある。麻酔科医のレーゾンデートルというか，気むずかしい（？）フリーの麻酔科医を外科医がわざわざ雇うのは，自分たちで全身麻酔を行いたくないから。なぜ自科で麻酔をしたくないかというと，気道確保に失敗すると患者の死亡や脳死につながるから。では外科医にとって気管挿管が難しい手技でなくなったとき，彼らはどうするか？　「外科医も少なくなっているので，さらに麻酔に人手をとられたくない」と，やはり麻酔科医を雇い続けてくれるか。それとも，小うるさい麻酔科医をばっさり切り捨てるか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「AWSでの挿管に失敗したとき，外科医たちは自力でリカバリーできるか」という指摘もあるだろう。しかし現在，挿管困難が予想されない患者においてAWSで挿管に失敗した場合，その原因の大半はイントロックのサイズが1種類しか存在しないことに起因すると思う。イントロックのバリエーションが増えればAWSでの挿管不能は格段に減るのではないか。確かに我々麻酔科医はAWSで挿管に失敗しても他の引き出しを持っている。しかしAWSを使い始めた頃はともかく，何百例もAWSで挿管している熟練者がAWSで挿管できない場合，麻酔科医がその後打てるリカバリーショットも限られてくるに違いない。スガマデックスが発売される日も近い。外科医たちが「我々がAWSで挿管できないということは麻酔科医にとっても難しいはずだから，無理に挿管するのはやめよう。エスラックスをスガマデックスでリバースして手術を中止。マスク換気も難しいなら即気管切開」と割り切ってしまうことも考えられる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん麻酔科医の仕事は気道確保だけではない。循環のコントロールや術後鎮痛，悪性高熱に代表される地雷的イベントへの対処などなど…。しかし，「何年も挿管したことがない」という外科医はいても，「ドーパミンやペルジピンを使ったことがない」外科医はおそらくいない。自分たちでルンバールを施行しているなら，急激な血圧低下にもしょっちゅうお目にかかっているだろう。気道確保に比べて，循環コントロールのハードルはそれほど高くないと思われる。術後鎮痛に関しては，麻酔科医が硬膜外カテーテルや末梢神経ブロックを駆使して創部痛を完全に抑えれば，確かに外科医は術後管理が楽になる。では外科医が自分たちでプレーンな全麻だけして術後に患者が痛がればどうなるか？　どうということはない。ボルタレン坐薬，ペンタジン筋注，ロピオンDIVの回数が増えるだけ。なかには「術後は痛がるぐらいがちょうどいい。まったく痛がらずにいると呼吸が止まらないか不安になる」という外科医もいる。そして地雷的イベントへの対処だが，悪性高熱症の治療に慣れている麻酔科医は少ないどころか，見たこともない麻酔科医がほとんど。経験がないという点では外科医と変わらない。アナフィラキシーショックに至っては麻酔薬以外でも発生するので，むしろ外科医の方が経験豊富かも知れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;杞憂である可能性も高い。「俺はそこらへんの麻酔科医より挿管がうまい」と公言もしくは内心思っていた外科医は昔からいたが，彼らが麻酔することはなかった。病棟でサーボは使えても，麻酔器には触れることもできない外科医も多く見てきた。外科医の仕事だけで充分忙しいのに，わざわざ麻酔の仕事まで新たに引き受けるようなことはしないだろう。その麻酔科医のことがよほど嫌いでなければ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく，気道確保は外科医にとってホームではなく，アウェーであって欲しい。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-11-15T23:40:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/10/post-03bc.html">
<title>点滴失敗で腕が腫れたら業務上過失傷害？</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/10/post-03bc.html</link>
<description>-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://s03.megalodon.jp/2009-1031-1825-34/news.biglobe.ne.jp/social/705/san_091016_7053273848.html&quot;&gt; カテーテル誤挿入で死亡　大阪の国立病院、人工心肺取り付け時&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;産経新聞 10月16日14時32分&lt;br /&gt;
医療事故のあった大阪医療センター＝大阪市中央区&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大阪市中央区の国立病院機構大阪医療センターで、入院中の男性患者（６９）が人工心肺装置を取り付ける際、カテーテルの誤挿入で血管を損傷、その直後に容体が急変し死亡していたことが１６日、病院関係者への取材で分かった。病院側は医療事故として大阪府警に通報。司法解剖の結果、死因は出血性ショックと判明した。府警は業務上過失致死の疑いもあるとみて関係者から事情を聴いている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　病院側の説明などによると、男性は１０月５日、大阪市東成区大今里南の洗剤工場で作業中に起きた火災でやけどや一酸化炭素中毒などの症状で救急搬送され入院。翌日から肺の機能が低下して意識不明となり、１１日午後から２０代の男性医師ら２人が人工心肺装置を取り付ける緊急手術を実施した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人工心肺装置は通常、太ももの静脈から直径数ミリの細長い管（カテーテル）を心臓まで通し、酸素不足となった血液を抜いて人工肺で血液に酸素を注入。ポンプで循環させ、一時的な血流維持などに使われるが、病院関係者などによると、医師が男性の左太ももからカテーテルを挿入した際、誤って静脈を損傷した可能性が高いという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　男性はこの直後に容体が急変し、約１時間後に死亡が確認された。病院は「医療事故があった可能性がある」として府警に通報。遺族にも経緯を説明し、謝罪したという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　病院側は当初、男性の症状が重篤で、死因が急性肺障害などに起因する呼吸不全の可能性が高いと説明。ところが、司法解剖の結果、直接死因が血管損傷による出血性ショックだったことが判明し、府警はカテーテルの誤挿入が死亡につながった疑いもあるとみている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　同センター管理課の斉藤三則課長は「懸命な延命治療を行った中で、不幸な結果となり残念だ。何が原因だったのか、危険は予見できたのかなど今回の問題を院内でもきちんと検証し、再発防止を図りたい」と話している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　同センターは、国立大阪病院として発足とし、平成１６年４月に独立行政法人に移管され、現在の名称になった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
PCPSのためのカテーテル挿入と内頸静脈からのCVカテーテル挿入とは全く異なる。しかし，生きるか死ぬかの段階でのカテーテル挿入失敗で業務上過失致死の疑いなら，healthy patientの予定手術でカテーテル挿入に失敗して結果が悪ければどんな仕打ちを受けるやら。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
私の独断による，麻酔科医のCVカテーテル挿入ポリシーにおけるステージ分類&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;I期（修行期）：外科医に頼まれるまでもなく，CVカテーテルを積極的に入れたがる。　&lt;br /&gt;
II期（円熟期：I期よりもカテーテル挿入の適用範囲が狭くなる。&lt;br /&gt;
III期（不動期）：重症and/or大手術でもCVカテーテルは入れない，もしくは入れてもCVPは測定しない。&lt;br /&gt;
IV期（覚醒期）：外科医にカテーテル挿入を依頼された場合，もしくは自分が麻酔中にカテコラミンルートを必要とする場合のみ挿入。&lt;br /&gt;
V期（反発期）：自分が必要とするときのみ入れる。外科医が依頼してきても「先生らが必要とするなら先生らが術前に病棟で入れておいて下さい。こちらはCVカテーテルを必要としないのにリスクだけ背負わされるのはゴメンです」&lt;br /&gt;
VI期（保身期）：麻酔管理上CVカテーテルがあればありがたいと思っても自分では入れず，外科医が術前に入れるのを期待する。V期のことがあるので「麻酔科が必要とするので病棟で入れといて」とは言えない。ここで我慢すれば外科医が術前にCVカテーテルを入れるのがルーチン化する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
私は現在，もちろんVI期。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;来週の症例もCVカテーテルが入っていればやりやすいのだけど...ここは我慢。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのうち「CVカテーテルを入れていたなら助かったはず」とかいうおバカ判決が出たならまた考え直すとしよう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-10-31T22:52:33+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/10/post-4536.html">
<title>最近思うこと</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/10/post-4536.html</link>
<description>休日 仕事の予定を記入したカレンダーはしょっちゅう見ているはずなのに，体育の日で...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;strong&gt;休日&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
仕事の予定を記入したカレンダーはしょっちゅう見ているはずなのに，体育の日で三連休になることを先週末まで知らなかった。9月の連休では「その気になればこんなに長く休める」ということを誇示したくて週半ばの営業日も無理矢理休みにして次の土日と繋げてしまったが，さすがの私も内心「こんなに休んでいいのだろうか」と後ろめたくなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;アンプル薬液吸い上げ専用管&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
アンプルを開封して薬液をシリンジに引く際，シリンジには注射針（大抵は18G）をつけているが，リキャップするときに針刺しすることがある。患者の体液が付着していない針なので感染の危険はないが，これから仕事が始まろうとするときに指が傷つくとなんだかケチがついた気になる。薬液をシリンジに引くだけなのだから先のとがった針でなくても構わない。&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/13B1X00069NS009A_A_01_01/&quot;&gt;こんなもの&lt;/a&gt;もあるようだが，これはバイアルの栓は貫通できるほどの鋭利さはあるようだ。&lt;br /&gt;
いっそのこと静脈留置針の外筒のような柔らかい素材で，しかも先が丸くなったもの，豆腐にすら刺せないようなものが発売されないか。バイアルの薬液を引くときだけ通常の注射針を使えばいい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;呼吸機能検査&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
スパイロメトリーの値が非常に悪い患者では大抵の場合，患者の理解力が悪くてちゃんと測定できていないことが多い。まともに検査を完遂できていて１秒量が500mLもないという症例はあまり記憶にない。というか，あの検査を最後までやり遂げた人なら全身麻酔は大丈夫だと思う。&lt;br /&gt;
スパイロメトリーの最大の利点は，検査結果に身長と体重が必ず記載されていること。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;LMAプロシール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
全身麻酔からの覚醒前には胃液を除去しておきたいのでラリマではプロシールを使っているが，これの挿入には難渋することがたびたびあり，「私にはラリマの才能がない」とあきらめていた。しかし，これを苦手に感じているのはどうやら私だけではないようだ。&lt;a href=&quot;http://www.i-gel.com/&quot;&gt;これ&lt;/a&gt;に期待するとしよう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-10-12T13:38:32+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/09/post-e21c.html">
<title>すれちがい感染</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/09/post-e21c.html</link>
<description>「ここは転職を司るマーダの神殿。職業を変えたい者が来るところじゃ。ドキュソはどの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「ここは転職を司るマーダの神殿。職業を変えたい者が来るところじゃ。ドキュソはどの職業になることを望むのじゃな？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ドキュソは愚民になりたいと申すのじゃな？　愚民が職業かどうかはさておき，愚民になるためにはあるクエストをクリアせねばならん」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そのクエストとは，まったく健康な状態で病院へ行き，『新型インフルエンザに感染していない証明をくれ』と医師に訴えるのじゃ。証明はもらえなくてもよいが簡単にあきらめてはいかん。まったく健康な状態のまま病院へ行くことがポイントじゃ。忘れるでないぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
聖シュタイン病院　内科外来&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「どうされました？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「新型インフルエンザに感染していないという証明書をくれ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「えっ？　何か症状がありますか？　熱があるとか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「いいや，ぜんぜん」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「症状のない方には検査はできません」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「なんでだよー」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「貴重な判定キットを健康な方に使うわけにはいきません。それに，いつどこで感染するかわからない病気で『感染していないことの証明』は無理です」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「判定キットで陰性だったら，証明書にそう書けばいいじゃん」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「判定キットが正しいとは限りません。インフルエンザ感染者でも陰性となることはよくあります。それに，今は感染していなくてもこれから病院内で感染するかもしれません。何しろここは病院。体調の悪い者が集まってくるところです。会計を待っている間に感染する可能性も充分あります」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「だったら感染しないようにお金を払わずにすぐ帰るから　ってゆうか，最初からそのつもりだったけど」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「だから，そういうことじゃなく・・あれ？，それはテンニンドーSDですね。まさか病院ですれちがい通信を？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「ああ，まさかとは思ったけど待合室にいる間に合計5人も入ってきやがった。やつらはラッキーしたぜ。俺から『呪われし割り箸の地図Lv67』を受け取ったんだからな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「あなたは何かいい地図をもらいました？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「ぜんぜん。しょぼい『怒れる僻地の地図』ばっかり。でも大丈夫，このあとハシヨドカメラのダルーイの酒場に行くから。あそこに行くのが俺の日課なんだ。昨日やっと『放たれし奴隷医の地図Lv78』をゲットしたぜ。今日は通称えみたんの地図，『わななく医療崩壊の地図Lv85』を手に入れるまで帰らないつもりなんだ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「あのダルーイの酒場って，大勢の人が集まってくるところでしょう？　咳をしてる人や顔色の悪い人もいませんか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドキュソ：「日に焼けて健康そうなスポーツマンタイプはいないね。もともと青白い顔した陰気なヤツばっかり。それに寒がりが多いな。まだ9月というのにコート着てたりマフラー巻いてたり。そういえばぶるぶる震えながら息をハアハアしてたヤツもいたっけ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;医師：「そんな場所に毎日・・ですか？　　それでインフルエンザ非感染の証明をと？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
ドキュソはクエストをクリアした。愚民に転職することに成功した。モンスターペイシェントキングの称号を得た。「恥を知れ」のじゅもんを覚えた。自己負担不払いのとくぎを覚えた。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>妄想</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-09-18T23:17:16+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/09/no-rescue-no-er.html">
<title>no rescue, no error</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/09/no-rescue-no-er.html</link>
<description>亡くなられた方々のご遺族にはお悔やみ申し上げます。 -◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;亡くなられた方々のご遺族にはお悔やみ申し上げます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://s01.megalodon.jp/2009-0912-2305-14/mainichi.jp/select/jiken/news/20090912ddm041040058000c.html&quot;&gt;航空事故：北ア、防災ヘリ墜落　岐阜県職員３人が死亡－－尾翼、岩衝突&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　１１日午後３時２０分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂（かんさか）の北アルプス奥穂高岳の岩場で、県防災ヘリ「若鮎（あゆ）２号」が急病人の救助活動中に墜落、炎上し、搭乗していた県防災航空センター職員３人が遺体で見つかった。県などによると、ヘリのテールローター（回転尾翼）が岩場に衝突し、ヘリは約４００メートル下へ墜落したといい、県警が高山署に捜査本部を設置し、事故原因を調べている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　県によると、搭乗していたのは同センターの▽同県各務原市東山、操縦士、朝倉仁さん（５７）▽同市鵜沼川崎町、整備士、三好秀穂さん（４７）▽同県笠松町田代、副隊長、後藤敦さん（３４）。３遺体は、墜落現場からさらに１００～１５０メートル下の岩場で県警ヘリに収容された。急病となった宮城県山元町、無職、冨沢薫さん（６４）も遺体で収容された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　岐阜県や県警によると、同日午後１時半ごろ、「男性が急病で倒れた」と登山パーティーから地元消防に連絡があり、若鮎２号は同２時１０分ごろに各務原市の同センターヘリポートを離陸、朝倉さんら３人と山岳警備隊員、別のセンター職員の計５人で現場に向かった。だが地上に降りた山岳警備隊員ら２人が冨沢さんの遺体を発見し、ヘリから垂らしたロープに遺体の収容袋をくくりつけようとしたところ、ヘリが岩盤に衝突、墜落した。現地の山荘従業員によると、当時、現場には霧が出ていたという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　若鮎２号はベル式４１２ＥＰ型（全長１７・１メートル。定員１５人）。１０～１１日に１００時間飛行後に行われる点検を受けたばかりで、異常はなかったという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　操縦士の朝倉さんは航空自衛隊から９７年に県に入庁。空自時代から現在までの飛行時間は５７４０時間に及ぶベテラン操縦士。&lt;br /&gt;
　◇事故調査官を派遣&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　北アルプス・奥穂高岳付近で岐阜県防災航空隊のヘリが墜落した事故で、運輸安全委員会は１１日、航空事故調査官３人を現地に派遣した。【平井桂月】&lt;br /&gt;
-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ヘリには当初医師が乗っていたが途中で降りたため，事故に遭わなかったらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;我々医師はどうしてもドクターヘリのことを連想する。しかしおそらくドクターヘリ推進派は「ひとつの事故を根拠にヘリコプターを危険な乗り物と決めつけるべきではない」とか言うだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ま，ヘリコプターに乗りたい医師は好きなだけ乗ればいい。私は乗らないだけ。乗ってもどうせ何の役にも立たないし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
ところで，救助活動と言えば&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://s03.megalodon.jp/2009-0912-2300-33/www.47news.jp/CN/200909/CN2009091101000356.html&quot;&gt;積丹岳遭難死、遺族が道を提訴へ　損害賠償を請求&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　北海道積丹町の積丹岳（１２５５メートル）で２月、遭難した札幌市豊平区の会社員藤原隆一さん＝当時（３８）＝が救助されている途中で滑落し死亡したのは、道警の救助方法が不適切だったためだとして、藤原さんの両親が１１日、道に約８６００万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こす。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　訴えなどによると、藤原さんは１月３１日、スノーボードをするため友人と入山し、１人だけ行方不明となった。２月１日、道警の救助隊に発見され、救助用ソリで搬送されていたが、ソリを一時的にくくりつけた木が折れて斜面をソリごと滑り落ち、再び行方不明になった。翌２日に発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　両親は（１）救助隊員が木にソリをくくりつける際に複数の支点をつくり固定しなかった（２）滑落した藤原さんを助けなければ死に至ることを知りながら捜索を打ち切った―など適切な救助をしなかったと主張している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　道警は「提訴された段階で対応したい」としている。&lt;br /&gt;
-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;トンデモ訴訟は医療関連で見慣れているので何とも感じなくなってきた。所詮民事だし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それにしても福島県警でなくて残念。同様の事故が福島県内で起こったなら「患者を救えなかった産科医を逮捕したのだから，遭難者を救えなかった救助隊員を逮捕しろよ」と言ってやれるのに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;某氏の言葉を借りれば「うまくいって当たり前でひとつ間違えば叩かれる、これを理不尽に思ってはいけないと思うのです。それはどんな職業でも当然のことなのです」らしいので，この某氏にとっては上記の訴訟も理不尽なものではないのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ヘリが墜落するようなリスクに晒され，しかも救助に失敗すれば訴えられる。&lt;br /&gt;
「だったら最初から救助に向かわないのが賢明」ということになる。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-09-15T01:00:16+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/post-ec12.html">
<title>麻薬扱いになりませんように</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/post-ec12.html</link>
<description>-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-引用開始-◇-◆-◇-◆-◇-...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-引用開始-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://s01.megalodon.jp/2009-0828-1658-25/www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200908260005.html&quot;&gt;マイケルさん死因は薬物投与、医師逮捕も&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;2009年8月26日&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　【ロス２４日＝千歳香奈子通信員】ロス郡検視局が６月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさん（享年５０）の死因を「麻酔薬と鎮静剤の複合投与による死亡と断定」と結論付けたことが分かった。ロス市警によるマイケルさんの専属医の家宅捜索の捜査令状に、司法解剖の結果を「他殺」と表現。米メディアによると捜査当局は、専属医を過失致死容疑ではなく、日本の殺人罪にあたる容疑で逮捕も可能という見方を強めているという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　２４日に公開された捜査令状によると、マイケルさんの専属医コンラッド・マーレー医師は、死亡当日の６月２５日午前１時半ごろから同７時半ごろにかけて、自宅で不眠を訴えるマイケルさんに、睡眠薬のほか、鎮静剤「ロラゼパム」と「ミダゾラム」を断続的に投与した。ところが効果がなかったため、同日午前１０時４０分ごろ、強力な麻酔薬「プロポフォール」を点滴で注入。マイケルさんが眠ったためその場を離れ、トイレから戻った際、呼吸停止状態のマイケルさんに気付いたという。マイケルさんは同日昼すぎに救急搬送先の病院で死亡が確認された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　捜査当局は捜査令状に、致死量を超えるプロポフォールの過剰投与と、少なくとも２種類の鎮静剤との複合投与が死因と結論付けたと明記。ＡＰ通信は、捜査当局関係者がマイケルさんの急死を殺意の有無にかかわらず死亡させた「他殺」と位置づけたと伝え、捜査当局が殺人罪にあたる罪の適用も可能との見方を強めているとも報じた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　捜査当局によるとマーレー医師は、不眠で悩むマイケルさんに、死去の約６週間前から毎晩、プロポフォール約５０ミリグラムを投与していたという。医療関係者によると、プロポフォールは病院内で厳しい管理のもと使用される麻酔薬で、主に全身麻酔のために用いられ、投与後数十秒で意識を失う。過剰投与すると心拍数や血圧の低下、呼吸を抑制してしまう可能性があるという。医療関係者は鎮静剤との併用について「まともな使い方ではない」と指摘する。捜査当局によると、マーレー医師は死亡直前にもプロポフォール約２５ミリグラムを投与したと認めているという。またマイケルさんが、白い液体状のプロポフォールを「ぼくのミルク」と呼んでいたことも明らかにした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　マーレー医師はマイケルさんがプロポフォールの依存症に陥ることを懸念し、ほかの薬品と併用した疑いや、意識を失ったマイケルさんをしばらく放置した疑いも持たれている。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-引用終了-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
オペ室にて&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ，善守さん，それでは今から全身麻酔をしますね。まずはマスクで酸素を吸っておいて下さい。もうすぐ点滴から入れる白い薬はですね，血管に入る時にちょっと痛みが出るお薬でして，点滴のところが痛くなるかも知れませんよ。あまり痛くならないように予防の薬も入れますけどね。それでは薬を入れていきますよ。目が覚めたら全部終わってますのでね，何も心配いりませんよ。はい，眠たくなりますよ・・・善守さん，目をあけてみて・・・善守さん・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ，土器運さん，それでは今から全身麻酔をしますね。まずはマスクで酸素を・・。あれ？　タバコ臭いですね。土器運さん，今日もタバコを吸ったんですね。別にいいですけどね。昨日もお話ししたように，全身麻酔中は気管にチューブを入れて人工呼吸するんですよ。それでね，そのチューブが刺激になって痰が出やすくなるんですけど，禁煙ができていない人は通常より痰が多く出るんです。手術中の痰は私が器械で吸い取りますけどね。気管チューブの中にもっと細い吸引チューブを入れるだけですから。でもやっかいなことにね，その痰は気管チューブを抜いた後も出続けるんです。で，手術が終わってチューブを抜いた後はね，原則として自分で出してもらうしかないんです。手術の傷が痛くてうまく痰を出せないときは肺炎になったり大量の痰で息が詰まったりすることもありますけど，私のせいにしないでくださいね。自業自得なんで。さあ，それではマイケル・ジャクソンを殺したのと同じ薬をぶち込みますね。点滴のところが痛くなるけど気のせいです。目が覚めたら全部終わってますからね。人生そのものが終わってたりして。あ，それはないですね。人生が終わってたら目が覚めないし。土器運さん，目，あきますか？　土器運さん，ドキュンさん・・・」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-08-28T17:02:07+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/post-de19.html">
<title>ソクシヌルコリン</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/post-de19.html</link>
<description>-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://www.med.or.jp/nichinews/n210820o.html&quot;&gt;「サクシン注射液」から「スキサメトニウム注」への販売名変更&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　平成二十年十一月，ヒドロコルチゾン製剤「サクシゾン」と筋弛緩剤「サクシン」を誤投与したことによる死亡事故が発生したことから，日医では，「医薬品の販売名の類似性等による医療事故防止対策の強化・徹底について（注意喚起）同年十二月十九日付日医発第九三一号（医安七二）」において医療安全対策に係る周知徹底をお願いしてきたところである．&lt;br /&gt;
　今般，製薬メーカーの対応として，アステラス製薬株式会社が，「サクシン注射液」の販売名を「スキサメトニウム注」に変更すべく，販売名変更代替新規承認申請を行い，承認を受けた．組成・性状，効能・効果，用法・用量，使用上の注意については，従来製品からの変更はない．&lt;br /&gt;
　同社は現在，安全対策としての情報提供を実施しているところだが，出荷・発売時期は八月下旬とのこと．&lt;br /&gt;
　なお，名称の類似が指摘されている薬剤は，他にも存在しているので，これまでどおりの医療安全対策を講ずるようお願いする．&lt;br /&gt;
　本件については，平成二十一年七月二十二日付（法安一七）にて都道府県医師会宛に通知済である．&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;子供の頃に見たウルトラ怪獣の名前はいまだに覚えているが，最近の薬の名前はすぐに忘れる。ただでさえ容量の少ない私の頭のHDは近年は最新のデータが短期間で自動消去される。で，「この薬は前にも調べたことがあるぞ」と思いながら検索することが多い。特に脳代謝改善薬とかいうもの。病棟のカルテに知らない薬剤名が記載されていると，そこらへんに「今日の治療薬」がころがってないか探さなくてはならない。薬剤名を調べられるPDAや電子辞書の購入も考えたことがあるが，私がそれらを白衣のポケットに入れて持ち歩いていたらすぐに無くしてしまうことを私は知っている。紛失しないまでも，そのうちカバンの奥底に放置して持ち腐れるのが必至。それに最近は電子カルテが導入されている病院が多く，オーダリングシステムを使って薬剤を誰何できるようになってきた。あるいはネット環境があれば薬剤名など簡単に調べがつく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それはさておき。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私のPCに入っている「治療薬マニュアル2003」（古！）では「スキサ」で検索すると塩化スキサメトニウム（これ自体が一般名）とトスキサシン（一般名トシル酸トスフロキサシン）がヒットした。後者は抗生剤らしいが私にはその普及度や重要度がどれほどかさっぱりわからない。トスキサシンがどこの病院にも置いてあるような薬だとしても，病院の電子処方での薬剤名検索は前方一致だろう（？）から，スキサで検索してトスキサシンが出てくることはないはず。しかし筋弛緩薬は非常に危険な薬剤で，誤投与が死に直結する。どうせ名称を変えるなら「イキデキーヌ」とか「レスピストップ」ぐらいにすべきだったのではないか。今ならそんな名称をつけても嘲笑の対象にはならないだろう。因みに「治療薬マニュアル2003」では「イキデ」でも「レスピ」でも何もヒットしなかった。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-08-25T00:43:04+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/24-5660.html">
<title>救命病棟24時（間全員常駐）</title>
<link>http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2009/08/24-5660.html</link>
<description>お盆休みは充分長かったがレジャーやら学会やらで忙しく，録画していたドラマ「救命病...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;お盆休みは充分長かったがレジャーやら学会やらで忙しく，録画していたドラマ「救命病棟24時」の第一話と第二話を今頃になってやっと消化できた。&lt;br /&gt;
あまり期待していなかったが，結構楽しめる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;本来救急車は搬送先が決まるまで現場にとどまっているが，冒頭のシーンでは走っている救急車の車内で隊員が搬送先を探し，お約束の受け入れ拒否で右往左往。いかにも「たらい回しされてます」という心憎い演出。マスゴミが&lt;del&gt;愚民&lt;/del&gt;国民に植え付けた“救急たらいまわし”のイメージをそのまま映像化したようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして「医師が優秀なら妊婦もベビーも助かるんだ」とでも言いたげな展開。&lt;a href=&quot;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090811-00000168-mailo-l29&quot;&gt;「世の中、動いたと実感」&lt;/a&gt;させるあの事件を意識しての狼藉か。救急医が総辞職というのは山陰地方の某大学病院が思い浮かぶし，食中毒の触れ込みで搬送されてきた患者が実は毒を盛られていたというのも砒素カレー事件を連想させる。おっと，ここでもスーパードクターならすぐに毒物に気づくはずと言わんばかり。この調子では今後，口蓋の切り傷が実は割り箸穿刺，小児の風邪が実は心筋炎，交通事故で軽傷に見えたが実は心タンポナーデ，肝硬変で腹水穿刺したら血管損傷＆凝固能低下で止血困難，などにもご登場願えるかも知れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
心マしながらミダゾラムとか医療上のツッコミどころもサービス満点だが，医局長（ユースケサンタマリア）の唱える正論とか，応援の眼科医がキレるところとか，それなりに溜飲の下がるセリフもあった。しかし，医局長の「患者は医者を減点法で見て・・・」というセリフ，一般視聴者にわかってもらえただろうか。&lt;br /&gt;
患者は，病気やケガで患者になった時点でマイナス状態。それを何とかゼロに近づけようとするのが医療。死亡をマイナス100として，肺血栓塞栓症で心停止ならマイナス99くらい。それを手術などでマイナスを減じていこうとするが，決してゼロにはならない。患者が類い希な強運の持ち主で社会復帰できたとしても，少なくとも体に手術跡が残る。その傷が長く痛むこともある。「マイナス20点くらいなら万々歳」の世界。&lt;br /&gt;
しかし患者は100点満点の健康状態から減点法で考える。「肺血栓塞栓症という病気にならなければ母児ともに健康でいられたはず。医者がちゃんと仕事すれば，患者は病気になる前の状態に戻れる」と。そういうわけで，妻と赤ちゃんを救ってもらいながら「子供に障害が出たら訴えてやる」と医師に詰め寄る夫はまさに「減点法で医者を見る」を体現している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
小島医師（松嶋菜々子）が無理して小児患者を受け入れたばっかりに訴訟を起こされているという設定は秀逸だったが，第二話であっさり解決してしまった。受け入れ先がなくて困っていた患児を見かねて引き受けてくれたのに，その恩に訴訟で応えるようなDNQ家族。そんな連中が救急の現場を見たくらいで翻意するとは安易な展開。「最初からここへ運ばれてたら孫は死なずにすんだはず。やはり孫はあの女医に殺された」と言ってくれたほうがリアリティがあっただろうに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今後の展開としては，救急車内で血腫除去術を受けた男児が一命を取り留めるものの髄膜炎となって後遺症が残り，「保護者の同意も得ず，滅菌が不十分な器具で穿頭したために髄膜炎を起こした」と親に訴えられる，あるいは緊急カイザーで助かった赤ちゃんがその後順調に成長するも学校の成績が悪く，あの夫から「ウチの子の頭が悪いのは産科医でもないのに帝王切開した進藤医師のせい。慰謝料と塾の学費を払え」と訴えられるとか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
もっとまじめに言うと，救命医が他の診療科の都合など斟酌せずに状態の落ち着いた患者を無理矢理一般病棟に押しつけ，内科や外科の医師たちがブチ切れるシーンがあってもいいだろう。あるいは後方ベッドが塞がっているせいで患者をICUから動かせず，自分で食事も排泄もできてTVも観られる患者がICUのベッドを占拠するとか。そしてそのために搬送受け入れを断ると。&lt;br /&gt;
救命医がホットラインの受話器をとり，深刻な顔で受け入れを断っている。その医師の視線の先にはベッド上にあぐらをかいてTVを観ている患者。画面は再放送の水戸黄門のクライマックスで，格さんが印籠を取り出すシーン。ありえない。局が違った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
医局長が講演などで不在のシーンはあるが，他のメンバーはいつも揃っている。交代性でなく，昼も夜も常に全員参加。リアリティに乏しい（？）が，ドラマだから仕方ない。「今回のエピソードは進藤先生が非番の設定で，画面に一度も登場しません」なんてできない。実際の彼は病み上がりなので一回くらいならファンも許してくれそうだが。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アネステジア</dc:creator>
<dc:date>2009-08-23T00:06:44+09:00</dc:date>
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