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February 28, 2010

正当な労働対価の支給が遅れて,嬉しい?

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嬉しい?最高737万円、大分大が超勤手当2.4億円を追加支給
2010.2.16 15:05

 大分大(大分市)は16日、平成19年12月から2年間に医学部の教職員ら336人に計約9万時間分の超過勤務手当の不払いがあり、約2億4500万円を追加で支払うと発表した。17日に支給する。

 21年度の業務監査計画に基づき時間外労働の実態を検証し、2年の間に超過勤務手当を受け取った教授、准教授、事務職員ら2055人を調査。336人について、申請のあった超過勤務時間より、実際の勤務時間が長かったことが判明した。約9割は医療系の教職員で、手術後の経過を見るための待機時間を勤務と認識しておらず、申請していなかった例などがあった。追加支給額が最も多いのは医師の一人で、1880時間分で約737万円。

 大分大の羽野忠学長は「適正な勤務時間の管理ができなかったことは遺憾。再発防止に取り組みたい」とのコメントを発表した。
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確定申告の季節。私はずいぶん源泉徴収されているので,申告すると結構な額が還付される。嬉しくないわけではないが,払いすぎた税金が返ってくるだけ。

同様に,本来もらうべきだった超勤手当が支給されるだけなのに「嬉しい?」というタイトル。

どういうメンタリティで「嬉しい?」となるのか。

1:たかが737万のはしたガネで嬉しい?
2:いまどきどこの業界でもサービス残業が当たり前なんだよ。お前らだけきっちり支給されることになって,さぞかし嬉しいだろうよ。
3:医者といえば仁術だ。赤ひげ精神だ。無償奉仕が当然だ。超勤手当どころか全く無償で働くのが当然だ。嬉しがるんじゃない。
4:とにかく医者が嫌いだ。
5:他意はなく,単に嬉しいか嬉しくないか問うただけ。

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February 13, 2010

挿管の練習しなかったのは褒めるべき

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「死亡」ホームレス男性まばたき 救急隊員が判断ミス

 さいたま市消防局は10日、冷たく硬直していたため救急隊員が「死亡」と判断したホームレスの男性(51)が、搬送先の警察署で検視を受ける直前に意識を取り戻したと発表した。男性はその後、病院に運ばれ、命に別条はないという。

 救急隊員はキャリア20年の救急隊長(52)と同12年で救急救命士の資格も持つ隊員(41)の2人。小池健一消防局長は「救急隊員が呼吸、脈拍の観察を怠り予断を持って判断した。あってはならないこと」と陳謝した。

 市や埼玉県警大宮西署によると、10日午前9時40分ごろ、さいたま市西区飯田新田のゲートボール場で「男性が布団にくるまり、意識はなく冷たくなっている」と110番があった。

 駆け付けた救急隊員2人は、男性が顔面蒼白で体も冷たく硬直していたため、呼吸や脈拍を十分確認せずに死亡と判断。男性は病院に搬送されずに、警察車両で大宮西署に運ばれた。

 検視をしようとした警察官が午前11時10分ごろ、ベッドにあおむけに寝かせた男性がまばたきし、浅く呼吸もしていることに気付き、同署が119番した。入院した男性は「(搬送の経緯など)途中のことは覚えていない」と話したという。
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今後はミイラ化した遺体も念のため病院へ搬送し,医師に死亡確認してもらうわけですね。わかります。ミイラがまばたきしたら恐いですからね。

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February 11, 2010

次はCPCの有無


http://www.sankei-kansai.com/2010/02/10/20100210-020359.php

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手術前の打ち合わせ行わず 山本容疑者 看護婦らへ計画書なし

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止)で肝臓手術を受けた男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、手術を執刀した山本文夫容疑者(52)=業務上過失致死容疑で逮捕=が、手術の助手だった主治医の塚本泰彦容疑者(54)=同=や看護師らとの術前の会議(カンファレンス)を実施していなかったことが10日、病院関係者の話で分かった。

 さらに、山本容疑者が手術前、看護師に「1時間くらいで手術は終わる。輸血はいらん」と話したことも判明。県警は、山本容疑者が術前の打ち合わせもなく、無計画に手術をしたことが患者の死亡につながったとみて調べている。

 医療関係者によると、カンファレンスは執刀医が作成する手術計画書をもとに、人員や手術方法、手順などが説明される。通常は手術や患者にかかわる医師や看護師らが参加する。ところが、山本容疑者はカンファレンスを開かず、助手の塚本容疑者や看護師らに手術計画書も渡さなかったという。

 山本容疑者は手術前には輸血用血液を準備せず、患者が出血後に急遽(きゅうきょ)山本容疑者が県赤十字血液センターに発注していた。山本容疑者が手術時間を「1時間ぐらい」としていたことに対し、日本肝臓学会理事の工藤正俊・近畿大教授は「どんなに簡単な症例でも約2時間半で、平均約4時間はかかる」と指摘している。実際、山本容疑者は平成18年6月16日午前10時過ぎに手術を開始し、午後1時半ごろまでに肝静脈を損傷、患者が大量出血している。
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この医師を擁護する気は毛頭無い。

しかし,私は手術計画書なんぞ見たことない。
最近の大病院では当たり前なのか?
私の知っている個人病院ではつい数年前まで手術同意書どころか,ろくにムンテラもせずにオペしていた。もちろんカンファレンスなんか皆無。


私が医療ミスして訴えられたとき,「ラパ胆の麻酔計画書を提出しなかった」「鼠径ヘルニアの術前カンファレンスに参加しなかった」とかで糾弾されるのだろう。

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February 06, 2010

否定されるか無視されるか

どこかの麻酔科医が「一日(半日)20万手取りの麻酔を徹底的に根絶したい」と公言していた。バイト麻酔のことを言っているのは間違いなく,そして彼が忌み嫌っているのは,おそらくバイト麻酔のみで生計を立てているフリーター麻酔科医。だが,バイト麻酔をしているのはフリーターだけではない。大学病院の助教・講師・准教授,場合によっては教授さえも週に1回はどこかの病院へ出張しているはず。つまりバイト麻酔が許せないなら,彼の矛先は大学病院の先生方にも向けられることになる。それとも,バイト麻酔は週1回なら許せるが週5回はNGなのか。1回なら構わないが5回は許せない・・・なんか似たものが昔あったなと思ったが,あれだ,高校野球の敬遠四球。そういえばあのときの高野連会長もおかしなことを発言していた。

一方,この業界のあるお偉いさんが某麻酔科商業誌に「日本における麻酔科と麻酔科医の課題と展望」というタイトルで寄稿されている。タイトルを見た瞬間,「絶対にフリーター麻酔科医のことをけなしているはず」と確信し,カタカナの「フリー」の文字をざっと探したが見あたらない。そんなはずはないと今度は7ページ分を最初からじっくり読んだが,やはり触れられていない。これはどういうことだろう。あえてその存在を無視することで貶めようということなのか,それとも上記したようにフリーター麻酔科医を非難することは大学病院の医師のバイトもやり玉に挙げることになるので言及できなかったか。まあ否定も肯定もできないので頬被りといったところかもしれない。いまや無視できないほど増えているフリーター麻酔科医のことに触れることなく麻酔科の展望について7ページも書くのはさぞ大変だったろう。スポーツライターが「高校野球での故意四球のありかた」というタイトルの原稿を依頼されたとき,明徳義塾-星稜に言及せずに書けるだろうか。

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February 02, 2010

ステント型レスピレーター?


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<三重大病院>過失認定 国に6千万円賠償命令

毎日新聞 01月28日14時14分
 病院が適切な治療を怠ったため長男(当時3歳)が手術後に低酸素脳症になり5年後に死亡したとして、三重県松阪市の父親(36)らが、三重大医学部付属病院を当時運営していた国を相手取り、長男が生きていれば稼いだであろう収入や慰謝料計約1億2600万円を支払うよう求めた訴訟の判決が28日、津地裁であった。堀内照美裁判長は、約6000万円を支払うよう国に命じた。

 堀内裁判長は「医師の注意義務違反による酸素供給の低下が低酸素脳症を招いた」と指摘。その後遺症による肺炎を併発し5年後に死亡したことについての因果関係も認めた。

 長男は1997年3月、同病院で、大動脈が食道や気管を取り囲んで圧迫する疾患「血管輪」と診断され、99年9月に手術を受けた。術後、脳に障害が残る低酸素脳症に陥り、四肢が動かない寝たきりの状態になった。2004年5月には肺炎を併発し、死亡した。

 父親らは、手術で人工呼吸器を気管に入れるのに手間取ったため低酸素血症になり、さらに採血したことで脳への酸素運搬能力を低下させたと病院側の過失を主張していた。

 国側は「医師の医療行為に過失はなかった」と反論していた。【福泉亮、大野友嘉子】
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>手術で人工呼吸器を気管に入れるのに手間取った

こちらも修正してない。いいぞ,変態タブロイド。

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February 01, 2010

サ行変格活用

http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20100126-OYO8T00881.htm

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「医療注意義務怠った」 患者遺族2人が富山大を提訴

 富山市杉谷の富山大学付属病院で2007年12月、同市の男性患者(当時60歳)が間質性肺炎で死亡したのは、担当医が医療注意義務を怠ったためとして、男性の遺族2人が富山大を相手取り計約9700万円の損害賠償を求める訴訟を富山地裁に起こしていたことが25日わかった。

 訴状などによると、男性は同病院でリウマチの治療中だった03年、病状が改善しないため医師が間質性肺炎を疾患する恐れのある免疫抑制剤「ミノマイシン」の投薬を開始。医師はレントゲン撮影などにより肺炎を疾患していないか注意する義務があったうえ、男性が05年11月以降、「せきがひどい」と訴えたが、検査を怠ったとしている。

 男性は06年5月に別の医師の診察を受けたところ、既に肺の半分近くの細胞が死滅し回復不能な状態で、07年12月に死亡した。遺族側と大学側は、昨年8月から3回にわたって富山簡裁で調停を進めてきたが、昨年末に不調に終わった。富山大学は「医療上適切な措置は施していた」とし、全面的に争う姿勢を示した。
(2010年1月26日 読売新聞)

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>間質性肺炎を疾患する恐れのある

>レントゲン撮影などにより肺炎を疾患していないか注意する義務があった


まだ記事を修正していない。いいぞ,読売。

ATOKで「しっかんする」を変換すると「失陥する」しか出てこない。わざわざ「しっかん」で変換してから「する」をつけたのか,それとも名詞サ変で単語登録済み? 

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