専門外は診たら負け
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適切な治療怠った当直眼科医を書類送検
福井県警は23日までに、2004年に同県敦賀市の市立敦賀病院に搬送された男性患者に適切な治療をせず、この患者が死亡したとして、業務上過失致死容疑で病院の当直だった眼科の男性医師(35)を書類送検した。
調べでは04年6月5日、敦賀市内の暴行事件で負傷した無職石橋勉さん(当時61)が病院に運ばれた際、骨折した肋骨(ろっこつ)が肺に突き刺さっていたにもかかわらず、男性医師は、エックス線撮影で確認できず、適切な治療をしなかった疑い。石橋さんは2日後に肺挫傷で死亡した。
敦賀病院によると、医師は04年4月から05年6月まで眼科医として勤務。現在は金沢市内の病院に移ったという。(共同)
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先日の尼崎医療生協病院アルコール性肝硬変腹水穿刺の件では,重度肝硬変→出血傾向を知らないどこかの市議が「とんでもない初歩的なミスで、あきれかえる」と断言して大恥かいていた。
http://tsujiyoshitaka.spaces.live.com/blog/cns!ED30C85C44D4F589!1888.entry
医学的知識のない人間が「肝硬変=メタボの親戚程度」と思いこむのは無理もないが,あんなにきっぱり明言するから赤っ恥晒して苦しい言い訳をする羽目になる。今はコメントを全部削除して言い訳を見ることもできない。よほど恥ずかしかったのだろう。
そのうちエントリーも削除するかもしれないので
魚拓
誠に申し訳ありません。
私がコメントで読んだと思った言い訳は以下のエントリーでした。
http://tsujiyoshitaka.spaces.live.com/blog/cns!ED30C85C44D4F589!1900.entry?_c=BlogPart
お詫びして訂正いたします。
市議はコメントを削除していません。私が間違っていました。
そういえば,脳出血の妊婦死亡の件で「脳内出血なのですから、脳の手術を先に行うべきでした。」と書いている素人さんもいた。
http://dreamthink.blog36.fc2.com/blog-entry-49.html
ブログは書けるが情報収集できない(しようとしない)素人が今回の眼科医に関しても,香ばしく断罪してくれるだろう。
「専門外を理由に医師が救急患者の受け入れを拒否するのはけしからん」とか書いているやつがこの眼科医を非難したならますます香ばしい。この眼科の先生は専門外の救急患者を断らずに引き受けたのだから。
しかし,眼科医に全館当直…。「5年前だから仕方ない」と言いたいところだが,私が勤めていた病院では眼科が稼ぎ頭で発言力が強いこともあって,20年前でも眼科に全館当直などさせていなかった。現在35歳と言うことは,当時は30歳。病院の医局会で「全館当直は無理」とは言えなかったか。無理もない。私も同じ立場なら言えなかっただろう。
まだ日本のどこかに全館当直(外来患者を診ない,本来の当直なら許せる)で胸部外傷も担当させられている眼科医が残っているかも知れない。書類送検された先生には気の毒だが,その犠牲は無駄にはならない。若くて発言権の乏しい医師でも「市立敦賀病院の眼科医のように書類送検されたくないので,私は専門外の救急患者は診ません」と病院管理者に言える。いや,言わなくてはならない。
ところで,医師はTriadが好き。
奈良県立五條病院心タンポナーデ,加古川市民病院心筋梗塞の二つに市立敦賀病院肺挫傷が加わって,「専門外は診たら負け」群がやっと3つになった。あれ?,他にもあったかな。


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