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January 30, 2008

妄想未来新聞18

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診察前の患者に筆記試験

V県立X病院では,来月より初診患者では診察待ちの間に簡単な筆記テストを課すると発表した。

テストは○×方式で,医療だけでなく一般的な常識程度の問題も含まれる。テストの目的は,患者の健康に関する知識や考え方を参考にしてインフォームド・コンセントを進めるためとされている。設問は全部で50問で,その一部を以下に抜粋する。
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★以下の問いが正しいなら○を,間違っているなら×を記入してください。

●入院しているかぎり,人は死なない。
●患者が症状を訴えなくても,顔色だけで診断するのが医師のつとめだ。
●CTを撮れば,どんな病気も発見できる。
●CTを撮るだけで治る病気がある。
●医師がどんなにがんばっても,患者が死亡すれば業務上過失致死である。
●医師がミスをしなければ,どんな患者でも病気を治すことができる。
●警察がミスをしなければ,どんな犯罪でも犯人を捕まえることができる。
●誤診は,人の頭を蹴るのと同様,犯罪である。
●プロ野球選手のエラーは,人の頭を蹴るのと同様,犯罪である。
●医者にかかりたい患者が大勢いるのだから,医師は3日ほど眠らずに働くのはしかたない。
●遠くへ行きたい乗客が大勢いるのだから,パイロットは3日ほど眠らずに操縦するのはしかたない。
●病院で食事しているときに食べ物が喉につまったら,病院の責任だ。
●飲食店で食事しているときに食べ物が喉につまったら,店の責任だ。
●自宅で食事しているときに食べ物が喉につまったら,家族の責任だ。
●病院の廊下を歩いているときに転倒して骨折したら,病院の責任だ。
●自宅のなかを歩いているときに転倒して骨折したら,家族の責任だ。
●レストランで食事して食事代を払わないと犯罪である。
●病院で治療を受けて医療費を払わないと犯罪である。
●白内障で眼科にかかっていれば,胃がんや肺がんも見つけてもらえる。
●手術後はしばらく食事できないので,手術当日の朝食はいつもよりたくさん食べるほうがよい。
●タバコを長年吸っていても肺癌にならない人がいるので,タバコと肺癌は関係ない。
●在宅酸素療法中は新鮮な酸素が吸えるため,いつもより多くのタバコを吸っても構わない。
●糖尿病はおしっこが甘くなるだけの病気である。
●心の広い人は狭心症にはならない。
●人工関節の手術を受ければ,手術前より速く走れるようになる。
●ホテルやレストランなどに予約の電話をして次々に断られることを「たらい回し」という。
●救急隊が病院に患者受け入れの電話をして次々に断られることを「たらい回し」という。
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X病院我田守院長の話
テストというより,どちらかというとアンケートに近い。これで患者さんの知識や考え方が分かれば,それに合わせて説明の難易度を調整できる。高齢者など患者さん自身で記入が無理な場合はご家族の方にお願いする。テストには特に時間制限を設けていない。初診の待ち時間は平均4時間なので時間が足らないことはなく,むしろ退屈しのぎになるだろう。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話
モンスター・ペイシェントを診察前に見分けるためのテストに違いない。低い点の患者には対面する前からレッテルを貼り,防衛医療に徹するつもりだ。患者の知的レベルによって治療方針を変えるのは差別だ。

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授の話
愚民どもの馬鹿さ加減をあなどってはいけない。実際,「医師がミスをしなければ患者が死ぬことはない」と公言して憚らない人間もいる。テストであまりにもひどい点しかとれない患者とはなるべく関わらないほうがいい。やむなく治療する場合は,針鼠のような防御姿勢を崩してはならない。

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January 27, 2008

妄想未来新聞17

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空床あるのに搬送拒否

P県Q市で今年N月,交通事故で頭部に大けがを負った同市在住の男性(75)が48病院に受け入れを断られ,搬送中に心肺停止となって2日後に死亡した問題で,医療法人無慈悲会搾潤病院では空床があったにもかかわらず受け入れを拒否していたことが判明した。また,当直医は頭部が専門のベテラン脳外科医(48)だった。

通報を受けたQ市消防本部などによると,救急隊はN月M日午後10時ごろに36件目の依頼先として搾潤病院に電話したが,当直の医師に「当院は夜勤の医師はおらず,宿直しかいない。これから寝るのでもう電話してこないで」と言われたという。救急隊はその後も隣県のV県やL県の病院にも受け入れを要請したが断られた。そして約1時間後の同11時ごろに救急車内で心肺停止となり,1度断ったV大附属病院の救命救急センターが受け入れに応じた。同センターに搬送直後に心拍が戻り,脳挫傷の治療を受けたが,2日後に死亡した。搬送の遅れと死亡との因果関係は不明という。

男性の遺族の話
空床があり,脳外科の医者が当直だったのに受け入れてくれないなんてひどすぎる。早く病院に運んでいれば助かったはずだ。

当直の脳外科医の話
宿直とは入院患者の急変に備えて病院に泊まるだけで,飛び込みの急患を診る義務はない。夜は充分な睡眠をとれることが前提であり,だからこそ翌日も通常勤務がある。あの日は翌日に脳腫瘍の長い手術が予定されていたので早めに寝た。

搾潤病院銭多満院長の話
当院は半年前に救急指定を返上したのに,いまだに救急隊から電話がかかってくる。迷惑な話だ。ERのような交代制ではなく,翌日も普通に働かなくてはならない当直医にボランティアで救急患者を診ろとは言えない。今後は当直医の安眠を妨害しないため,夜間の救急隊からの電話は一切受け付けないことにする。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話
医師のモラルはどこへいったのか。夜など一睡もしないで救急患者を救うのが医師の使命だ。

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授の話
空床が10床あろうが,自分の専門の病気であろうが,宿直なら院外救急の患者を診る必要はない。 義侠心にかられて救急車を受けるのも自由だが,医師のホトケ心に訴訟で答えるのが今の患者だ。そればかりか,医師が必死で救命しようとしても,結果が悪ければ逮捕されることもある。人生を棒に振るかも知れないボランティアを強要することは,誰にもできないはずだ。

大田分踏絵女史の話
すぐにCTを撮っていれば助かったはず。

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January 23, 2008

妄想未来新聞16

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審査落ちの理由開示を請求

会員制医療クラブへの入会を断られた新聞記者が,審査落ちの理由の開示を請求する訴えをV地裁に起こした。

訴えを起こしたのは日新スポーツの井下誠記者。同記者は2年前と今年N月に会員制医療機関であるシュツヴァントクラブに入会を申し込んだが,2回とも約半年の審査期間の後,審査落ちを告げられた。同記者は入会審査に落ちた理由を同クラブに問い合わせたが拒否されたため,今回の提訴に踏み切った。
同クラブはX年に医療従事者の互助組織として設立され,その後非医療従事者の会員も募るようになった。クラブ内の病院は自由診療だが,丁寧で質の高い医療が受けられると近年評判になり,有名人も多数が入会している。しかし,入会するには現会員2名からの紹介状に加え,理事による厳重な審査が行われる。入会要項には会員資格として「当クラブが入会にふさわしいと判断した者」としか書かれておらず,明確な入会基準は示されていない。一般サラリーマンや年金生活者でも会員になれる一方,社会的地位・年収などが十分でも入会できないことも多く,歴代の経団連会長や閣僚経験者,裁判官でさえ審査で落とされたという話も伝えられている。同クラブが所有する敷地は城壁のような高い壁で取り囲まれており,その中には病院の他に飲食店・高級ブティックなどの専門店も軒を連ねている。私有地である敷地内への出入りは厳重にチェックされ,会員でない者はたとえ会員と同伴でも敷地内に足を踏み入れることはできない。

井下記者
タバコも5年前にやめたし,審査に落とされるような理由は思い当たらない。理由が分からないから改善することもできない。噂では職業が新聞記者というだけで落とされると聞いた。職業で差別されるのは許せない。医師の応招義務違反にも抵触するはずだ。

シュツヴァントクラブの広報
入会要項に「審査落ちの理由は一切開示しない」と明記している。当クラブは会員制レストランなどと同じで,会員が増え過ぎるとサービスの質が低下してしまう。現在,医師の数に比べて患者数が増えてきているので,医療の質を保つために入会審査を厳しくしている。当クラブは公共施設ではなく,行政訴訟のような開示請求をされても困る。現在健康な人の入会をお断りしても応招義務違反にはならない。何か症状があるなら,審査に半年もかかる当クラブではなく,すぐ診てくれる病院に行くべきだ。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏
私も入会できなかった。報道番組のコメンテーターやニュースキャスターなどで会員になった人を見たことがない。今後も入会申請をする予定なので,これ以上のコメントは控えたい。
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January 19, 2008

妄想未来新聞15

年末年始に書きためた分は今日で終了です。

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自由診療で小児科再開

医療法人得財会我利病院は小児科医不足とモンスターペアレントへの対応に苦慮し2年前より小児科を閉鎖していたが,小児科再開を望む周辺住民の声を受け,小児科のすべての医療行為を保険診療ではなく自由診療として再スタートする。

自由診療の料金体系の詳細はまだ公表されていないが,同病院の広報によると,一般的な流行性感冒(問診,のどの視診,聴診器での診察,体温測定,風邪薬3日分)で約3万円,検尿と胸部レントゲン撮影を追加すればさらに4万円かかる。診療時間は午前9時~午後1時,午後2時30分~午後6時で,夜間休日の診療は一切行わない。自由診療のみとなるのは小児科だけで,他の診療科は従来通り混合診療を続ける。同病院では2年前に常勤の小児科医3名が相次いで退職し,小児科を閉鎖せざるを得なくなった。退職の理由は連続36時間勤務などの激務に加え,小児患者の保護者の理不尽な要求に我慢できなくなったためという。同病院は高級住宅街で有名な◎△▽からクルマで約20分の距離にあり,また周辺に小児科を掲げる医療機関も少ないことから,我利病院の小児科再開を願う住民の声が強かった。同病院は小児科再開に向けて破格の好条件で医師を公募し,経験豊富な小児科医4名を招聘することに成功した。

得財会我利病院の財千得奪院長の話
自由診療にしたのはアクセス制限のためだ。小児科ではモンスターペイシェントではなく,その親つまりモンスターペアレントがやっかいで,これに嫌気がさして辞めた小児科医が多い。しかし小児科医の多くは子供が好きで,仕事を再開したいという医師も少なくない。自由診療だと症例数が集まらず採算は取れないだろうが,その分患者さんの待ち時間は少なくなり,診察にもじっくり時間をかけられる。当分は慈善事業のつもりでやっていく。子供の親御さんと医師との間に信頼関係が築ければ,個別の夜間・休日診療も可能だろう。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話
バカ高い料金をふっかけておいて,何が慈善事業だ。診療報酬の患者負担分が3割から10割になる程度ではすまない。厚生労働省が決めた診療報酬をまったく無視した,デタラメの料金だ。競争相手もなく,“言い値”に他ならない。患者側が支払う金額は保険診療の10倍以上になるだろう。これではお金が余ってしようがない富裕層しか受診できない。貧乏人の子供は今まで通り,市販の風邪薬を飲んで寝るしかない。
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January 18, 2008

妄想未来新聞14

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入院待機中の患者向けマンション

V大学病院は,入院待機中の患者が入居できるウィークリーマンションを病院の近隣に建設することを発表した。

同病院では医師不足などから,入院が必要な患者でも半年以上の待機を余儀なくされているが,「待機中に病気が悪化・急変しても診てもらえない」などの不安を訴える患者が少なくない。そこで,病院のそばに入院予定の患者が長期滞在できるマンションがあればという声が数年前からあがるようになった。大学病院周囲には雇用を創出する企業が少なく,住民の高齢化・過疎化の影響も受けて空き地が目立つようになり,小規模マンションの建設に適した土地には困らない。病院側は需要次第で今後も同様のマンションを増やしていく構えだ。

病院の発表によると,入居資格は同病院で入院手続きを終えた患者,または慢性疾患で頻回の外来受診が必要な患者に限られる。部屋の間取りは1K~2LDKで,もちろん家族なども同居できる。家賃は通常のウィークリーマンションの約2.5倍だが,全部屋に病院の医療コンシェルジュに直通のホットラインと緊急ボタンが完備されている。コンシェルジュは24時間対応で,いつでも気軽に健康上の不安について相談できる。現在,大都市でも救急車での搬送には3時間以上かかり,患者が時間外に病院を直接訪れても門前払いされるのが普通だが,病院には入居者が急変した場合に備えて空床が用意されている。部屋の緊急ボタンを押せば病院から医療スタッフが駆けつけ,必要があれば緊急入院という僥倖にも恵まれる。

槍手欲之介病院長の話
入院待機中の患者さんにとっては病院の近くに住むことは大きな安心材料だ。同じコンセプトのホテルも考えている。7年後に予定されている病棟建て替えの際には,病棟の1/3をホテルにしようという意見もでている。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話
患者の不安を逆手に取った,あくどい商法と言える。入院待機中に病気が悪化して入居者が死亡すれば,高い家賃を払った分を丸損するだけだ。病院は金儲けばかり考えるのではなく,入院待機の期間を短縮させることに知恵を絞るべきだ。
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January 17, 2008

妄想未来新聞13

妄想ですので,あまり細かいところは突っ込まないで。

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ガミラス運輸,首都圏で救急搬送事業に参入へ

宅配大手のガミラス運輸は,来年N月より首都圏での救急搬送サービスに乗り出すと発表した。

現在,首都圏の救急搬送サービスは警備会社のアコギと生命保険会社のアンラックがシェアを競い合っているが,既存の宅配網を流用できるガミラスの参入により,サービス競争の激化が予想される。ガミラスは提携先の病院を明らかにしていないが,既に都内の私立病院など十数施設と水面下で交渉が進んでいると思われる。

ガミラス運輸の出須羅壮斗CEOは「救急患者の大半は自宅から救急車を要請するが,その家に一度も行ったことのない運転手ではナビを使っても道に迷うことが多い。我が社の運転手は宅配便で慣れており,迷わずその家に急行できる。狭い道でも入っていける救急車も自動車メーカーと共同開発中だ」と述べた。

株式会社アコギの阿漕社長は「ライバルとは思っていない。救急搬送は宅配便と違い,ただ届ればいいというものではない。搬送途中の急変などに対応できるリスクマネジメントが不可欠だ。配達屋にどこまでできるかお手並みを拝見させてもらう」と強気の姿勢。
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January 16, 2008

妄想未来新聞12

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講義受講義務を外来患者にも

V大学病院は入院患者が侵襲的治療を受ける前に講義を受講することを義務づけているが,来年N月よりこのシステムを外来患者にも拡大することを表明した。

現在同病院は,入院患者に手術や化学療法などリスクのある治療が予定される場合,必修講義をすべて受講した段階で個別のインフォームドコンセント(IC)に進み,患者の同意を得られた後に治療を開始している。病気や治療法の一般的知識は講義で吸収してもらい,ICではその患者独自の問題に重点を置くという考えによる。同病院はこれを慢性疾患で外来に通院している患者にも広げる方針だが,手術患者のように全講義の受講が完了するまで治療を始めないというものではなく,治療と平行して無理のないペースで受講してもらうとしている。

また入院予定患者も,入院後に一から講義を受講し始めると治療開始までに時間がかかることから,入院待機中でも講義を受けられるようにする。近年,がん患者でも入院までに半年以上待たされることから,この待ち時間を利用して必要な講義をすべて受講できれば,入院から治療開始までの期間を短縮できる。

槍手欲之介院長の話
本来医師が病気を治すのではなく,患者さん自身が病気を治すものだ。医師はほんの少しお手伝いするに過ぎない。患者さんに病気や治療法の知識がなければ,医師がいくらがんばっても病気は治らない。遠方の患者さんでは講義のためだけに来ていただくのは気の毒なので,午前に外来受診,午後に講義というスケジュールを組むことも可能だ。仕事のある人でも出席できるよう,午後8時からの講義も用意している。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話
ただでさえ病気で苦しんでいる患者に講義出席を義務づけるなど,とんでもない話だ。そのうち教材などを売りつけるのではないか。
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January 15, 2008

妄想未来新聞11

インドの方およびインド贔屓の方,ごめんなさい。ただの妄想なので気にしないでください。

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知らないうちに臓器移植ドナー  大腸癌の手術中に腎臓摘出

インドで大腸癌の手術を受けた男性(63)が左の腎臓を摘出されていたことが,日本の病院で受けた検査で明らかになった。英文の手術同意書には「腎臓を提供する」と記載されていたが,男性は英語が読めず,内容を吟味することなくサインしたらしい。

男性はX年N月に都内の病院で大腸癌と診断されたが手術待ちが7か月と言われたため,インドで手術を受けることにした。男性はN+2月にニューデリーの病院で全身麻酔下での手術を受け,3週間後に帰国した。経過は順調で趣味のウォーキングもできるまでに回復したが,都内の病院で先月CT検査を受けたところ,確かに大腸癌は切除されていたが左の腎臓も存在しないことが判明した。男性はもともと腎臓に病気はなく,以前に同病院で撮影したCTでも左右の腎臓はちゃんと映っていた。男性が英語を話せる知人に依頼して現地の病院に問い合わせてもらったところ,「手術同意書に腎臓提供に同意すると明記してある」との返答があった。男性の自筆サインが入った同意書の控えを知人が調べたところ,同意事項の末尾近くに確かに「生体腎移植のためのドナーになること」が記載されていた。現在,男性には腎臓を摘出されたことによる症状はみられない。インドでの手術には治療費の他に渡航費・滞在費・通訳代など約400万円の費用がかかったという。

男性の話「英語の同意書など読めないし,通訳も訳してくれなかった。向こうの医者を信頼してサインしたのに騙された。手術の直後は血尿がひどかったが,通訳から『おしっこの管が入っていたせい』と言われた。実際,血尿は3日で治まったので安心していたが,まさか腎臓を取られていたとは思わなかった」

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「大腸癌の手術のついでに腎移植のドナー,しかも見ず知らずの他人に提供するなど,普通はあり得ない。英語を読めない日本人をカモにした,明かな詐欺だ。日本に外科医が少ないからこのような悲劇が起こる。医学部の卒業生のうち何割かを強制的に外科医に仕立てるシステムが必要だ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「同意書にサインしたなら文句は言えない。肝臓が無事だっただけでも有り難いと思うべきだ。インドの病院の質は玉石混淆で,信頼できる病院も多いが,臓器窃盗団が仕切っている病院もある。『生き馬の目を抜く』ような危ない病院では,麻酔から目が覚めたら角膜がなかったという話も聞く。海外で手術を受けるなら怪しげな格安の手術ツアーは避け,同意書も隅から隅まで訳すのが賢明だ」
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January 14, 2008

妄想未来新聞10

つっこみどころはいろいろあるでしょうが。

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アコギが私立病院と提携  遅滞なく病院へ搬送

近年,救急指定病院の減少と医師不足から救急患者の受け入れに難航する悲劇が相次いでいる中,警備会社大手のアコギ(東京)はV県の医療法人無慈悲会と救急搬送サービス業務で提携し,ア社と契約した会員が急病やけがを負った際には必ず同会の関連病院に搬送されるサービスをN月から始めると発表した。当面はV県在住の会員に限られるが,首都圏や他府県でも提携病院が見つかり次第順次サービスを拡大していく予定。

ア社の広報によると,個人会員の会費は月額基本料金M万円で,家族は2人目から1人あたりL万円が加算される。会員は顔写真とICチップが備わった会員カードを常時携帯し,急病やけがの際には24時間対応のア社コールセンターに電話連絡するか,端末(別料金)の緊急ボタンを押す。コールセンターから連絡を受けた最寄りの支店はただちに救急車を現場まで出動させる。救急車乗務員は患者が会員かどうかを会員カードで確認した後,患者を救急車に収容する。同居家族でも非会員は搬送の対象とならないが,応急処置(有料)と119番通報(無料),および公営救急車の到着まで見守る(有料)などのサービスは行う。無慈悲会では専用のコーディネーターを常置,救急救命士の資格を持つア社の乗務員と連絡がとぎれないようにテレビ電話は常時接続とする。同会は県下に有する3つの病院すべてにア社会員専用の空床を用意し,患者の病状にあわせていずれかの病院に収容する。会員カードのICチップには会員の血液型・持病・常用薬などの情報が記憶されていて,病院の端末で内容を確認することができる。搬送は有料で1回につきP万円が別途請求され,医療費の自己負担分は従来通り患者が病院に支払う。ア社から同会には委託料が支払われるが,その金額などは明らかにされていない。
V県各市では救急医療体制が事実上壊滅し,救急患者はすべて県外へ長距離搬送することが常態化している。その結果,救急車は一度出動すると消防署に長時間帰って来ず,管内の消防署に救急車が一台も残っていない時間帯も増えてきた。この空白の時間帯に新たな119番通報があると,現場に救急車が到着するまで2時間以上かかることも珍しくない。したがって民間による救急搬送サービスは大きな需要が期待できそうだが,無慈悲会は半年前に救急指定病院の看板を自ら降ろしており,公営の救急車は受け入れずに有料の民間救急車のみ万全の体制で受け入れることに各方面からの反発は避けられそうにない。

株式会社アコギの阿漕社長は「水と安全がタダの時代は遠い昔の話。ホームセキュリティの主目的は財産を守ることだが,命を守るライフセキュリティのほうが重要のはずで,これからの我が社の主軸事業となるだろう。公営の救急車がほとんど機能していない今,我々の使命は大きい」と語る。

無慈悲会理事長の▲▼氏は「3つの病院を合わせるとすべての診療科が揃っており,心筋梗塞でも脳卒中でも対応できる。労働条件さえ整っているなら救急をやりたいという医師は多い。ア社との提携により収益が上がれば医師をもっと雇えるので,米国ドラマ『ER』のような交代勤務も可能となるだろう」

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「公的な救急輪番から外れておきながら民間の搬送サービスと提携するなど噴飯ものだ。金持ちしか治療したくないなら,保険医療機関からも外れるべきだ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「政府が医療にお金を使いたくないのだから,公的な救急医療が機能しなくなるのは当然。誰もが予想したとおり,米国の弱者切り捨て型医療に近づいてきた。この傾向は救急だけでなく,医療のすべての分野で進むだろう」
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January 13, 2008

妄想未来新聞9

妄想なので,細かい矛盾点はあったとしても無視

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阿井宇衛夫大臣が銃撃で死亡  25カ所の病院が拒否

◎☆△立候補者の応援のためP県を訪れていた阿井宇衛夫医療再生担当大臣が,N日午後9時頃Q市内の料亭から出てきたところを高校生風の男に短銃で撃たれた。大臣は救急車でL県X市の病院に運ばれたが,N+1日午前0時30分頃死亡が確認された。消防本部から病院への受け入れ要請は満床などを理由に25カ所で断られ,重傷の大臣を乗せた救急車は現場近くの国道に2時間以上待機していた。大臣は撃たれた直後は意識がはっきりしていたが,病院搬送に手間取っている間に容体が悪化した。撃った男はその場で取り押さえられ現在取調べを受けているが,黙秘を続けており身元など詳しいことはまだ分かっていない。

阿井大臣と一緒にいた関係者によると,大臣ら数人が料亭の門を出たところ,学生服を着てスポーツバッグを肩に提げた高校生風の男が通りがかった。男はポケットから短銃を取り出すと大臣に向かって数発を発射し,大臣が倒れた。秘書がただちに119番通報し,救急車は約20分後に到着したが,Q市内の救命救急センターをはじめとするP県全域の病院がいずれも満床や処置中などの理由で受け入れを拒否したため,消防本部は隣県のV県やL県の病院にも搬送要請を行った。計25カ所の病院に断られた末,受け入れを承諾した病院は現場からほぼ50Km離れたL県X市の病院で,救急車が同病院に到着したのは銃撃から約3時間後だった。病院では外科医らによる懸命の治療が行われたが,まもなく大臣の死亡が確認された。

P県は隣のV県やL県と同様,救急医療体制の崩壊が数年前より指摘されており,救急指定病院は各県に3施設ずつしか存在しない。また,3県で計4カ所ある救命救急センターも常に満床や手術中で機能しておらず,搬送先が決まるまでに4時間以上かかることも珍しくない。今回,現職の大臣でさえも緊急時の受け入れ先がなかなか決まらなかったという事実は,全国で深刻になっている医療危機をあらためてクローズアップする形となった。

秘書の話 
犯人はサッカーボールも持っていて,本当に高校生らしく見えたので警護官も油断したようだ。パトカーはすぐに来たが救急車はなかなか来なかった。やっと来た救急車の車内は前の患者の血で汚れていただけでなく,大臣を乗せた後も2時間以上動かなかった。あれでは救急車とは言えない。救急隊員に「とにかく一番近くの病院に行け」と言ったが,「外科医のいない病院に運んでも助からない」と言われた。大臣は当初意識がはっきりしていて我々に次々と指示を出していたが,だんだん血の気がなくなり呼びかけに応じなくなった。撃たれた後すぐに病院に運ばれていたら助かったはずだ。受け入れを拒否したすべての病院の責任を追及する。

Q市消防本部の話 
救急車はすべて出払っていることが多く,普通なら現場到着には2時間以上かかる。今回はたまたま1台が消防署に戻る途中だったため,奇跡的に20分で到着させることができた。救急車内には前の患者の血液や吐物が残っていたらしいが,清掃や消毒をしている暇などあるはずもない。搬送先探しでは,救急指定の有無にかかわらず周辺の病院に片っ端から電話をかけたが,いつも通り「満床」「処置中」「外科医がいない」の連続だった。断った病院の施設名と拒否理由は間違いのないよう現在整理・確認中で,後日公表する。

医療ジャーナリスト◎藤×也氏の話 
救急車に頼らず,近くの病院へ公用車で直接向かってもおそらく結果は同じだっただろう。今の病院は保身のためなら,たとえ政府要人でも平気で門前払いするに違いない。それにしても医療再生担当大臣が医療崩壊のせいで命を落とすなど,皮肉にしても度が過ぎる。現職の大臣までたらい回しされるようでは,もはや日本は医療に関して先進国とは言えない。このニュースが世界に流れれば,今後日本でサミットやオリンピックは開催されないだろう。

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授の話
首都圏なら,要人にもしものことがあった場合の対応について政府が都内の有名病院と密約していたかもしれないが,地方では無策だっただろう。この地域に限らず救急患者の搬送に3時間かかるのはもはや珍しくなくなったが,おそらく一般人は「満床でも患者が有名人や政治家なら医者が何とか工面し,すぐに入院できる」と僻み半分で信じていたはずだ。しかし実際は患者が総理大臣だろうがビル・ゲイツだろうが,受け入れが無理なことに変わりはない。今はちょうど過渡期にあたり,公営の救急搬送が完全崩壊していながら民間の救急搬送事業も成熟していない。つまり,大金持ちがカネに糸目を付けずに迅速な救急医療を希望しても,それに応えられるシステムがない。逆に考えれば貧乏人も金持ちも等しく危険で,公平とも言える。おそらく数年後には高いカネさえ払えばすぐに病院で高度な治療が受けられる,市場原理に基づいた医療が提供されるだろう。金持ちも政治家も,その時が来るまで病気やけがをしないことだ。
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January 12, 2008

妄想未来新聞8

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患者に講義受講の義務   出席しなければ治療せず

V大学病院は,病気や治療法に関する講義を入院患者に受けてもらい,必要とされる講義すべてに出席しなければ治療を開始しないとする方針を発表した。このシステムの導入は来年N月と予定されている。

昨今の医事訴訟では説明義務違反で病院側が敗訴することが多く,医師は訴訟を恐れて患者への説明に長時間しばりつけられる。しかし,そのために治療に費やす時間が少なくなるのは本末転倒とも言える。患者への説明にはその患者独自の病状だけでなく,病気や治療法の一般的な解説も含まれていることから,同じ病気の患者を一カ所に集めて講義を行うことにより,個別の説明に費やす時間の短縮を期待できる。
講義は1コマ60分で,入院患者全員が受ける共通講義と疾患別に受ける専修講義に分けられる。共通講義のテーマとしては「医療の不確実性」「モンスターペイシェントと呼ばれないために」「Man is mortal」「病院を訴える前に」「医療報道の正しい読み方」などが予定されており,専修講義として例えば胃がんの患者では「胃がんとは」「胃の手術」「腹部手術の麻酔」「胃手術後の暮らし」の受講が義務づけられる。また,糖尿病の持病がある場合はさらに「糖尿病とは」「本当は恐い糖尿病」「糖尿病患者が手術を受けるとき」「糖尿病患者が麻酔を受けるとき」なども受講しなければならない。講師はすべて大学病院の医師が担当し,医学生が普段使用している大教室の空き時間を利用して行われる。患者には出席カードが手渡され,講義の最初と最後に講師が押印し,途中の入退室もチェックする。予定された講義すべてに出席したことが確認されると担当医が個室で従来通りの説明を行うが,患者は講義内容を理解しているものとして一般論は避け,その患者独自の病状や治療に限定して時間短縮を図る。この個別の説明で患者の同意が得られれば治療が開始される。車イスにも乗れない患者や別の理由で病室を離れられない患者には,病室で従来通りのインフォームド・コンセントが行われる。

同病院の●◎院長の話「最近の患者さんはインターネットなどでよく勉強されているが,自分にとって都合の良い情報しか信じようとしない。正しい知識を身につけてもらうことである程度のトラブルは回避できるだろう。また,毎日同じようなインフォームド・コンセントに忙殺されていた医師の負担も軽減する」

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「首から出席カードをぶら下げてハンコを押してもらうなど小学生のラジオ体操と同じで,元気な人間がすること。病気で入院している患者に何度も講義を受けさせれば,体調はますます悪くなる。それに,患者の理解力が様々なのに同じ講義で全員が理解できるはずがない」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「入院患者でも比較的元気で毎日売店まで買い物に行く人も多い。講義を受けることは退屈しのぎにもなる。病室のテレビで講義のVTRを見てもらうという手もあるが,本当に見たかどうか確認できない。生身の講師による講義なら質問にも答えられる。教室を多く持つ大学病院だけでなく,市民病院レベルでも会議室などで実施可能なため,追随する病院が増えるだろう」
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January 11, 2008

妄想未来新聞7

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手術の説明で精神的苦痛  元患者が賠償請求

L市のL市民病院で今年N月に心臓の手術を受けた男性(65)が,手術前の説明で過度に恐怖心を植え付けられ精神的苦痛を受けたとして,同病院を管理するL市を相手に慰謝料など約2,000万円を求める訴訟をL地裁に起こした。

訴状によると,男性は今年M月に胸痛を訴え同病院で心筋梗塞と診断され手術が必要とされた。そしてN月に心臓のバイパス手術が予定され,手術の3日前に主治医ら3人の医師から約90分間にわたり手術の説明を受けた。説明内容は手術方法の他,非常に確率の低い偶発症や手術が失敗した場合の悲惨な結末などが多かったため,男性は精神的苦痛から手術前日には遺書まで用意した。手術は無事終了し経過も順調だったが,男性は今も手術前の恐怖心から逃れられず,心療内科に通院している。

男性は「心臓の手術なのに脳梗塞だのアレルギーだの危険性をいろいろ言われ,とても生きて病院を出られない気がした。恐怖心のあまり,説明の途中から話が耳に入ってこなかった。1時間半はとても長く感じ,医師たちはまるで私が怖がるのを楽しんでいるようだった」と語った。

同市の担当者は「説明が足りなかったというならまだ話も分かるが・・・とにかく訴状を見てから検討する」と歯切れが悪い。

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「最近の医師は訴訟を恐れ,起こりもしないことを大袈裟に言い過ぎる傾向がある。自分の身を守るために患者を怖がらせるのは医師にあるまじき行為。昔の医者のように『すべて私に任せてください』と,患者を安心させることが治療の第一歩だ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「説明が足りないと説明義務違反とされ,説明が詳細すぎても慰謝料請求では現場は八方ふさがりだ。そもそも,ただでさえ貴重な医師の時間をインフォームドコンセントとやらに割くことを望んだのは医師ではない」

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January 10, 2008

妄想未来新聞6

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さらに3病院が救急指定返上  県下では2病院のみに    

医療法人無慈悲会は傘下の県内3病院の救急指定をN月から返上し,各地区の救急輪番からも外れると発表した。これにより,県内の救急指定病院はV大学病院とX市民病院の2カ所に限定されることになった。

同会に属する3病院はいずれも地域の基幹病院として救急医療の一翼を担ってきたが,軽症患者のコンビニ受診により夜間・休日の救急外来は混雑しベッドも常に満床の上,折からの医師不足で勤務医の疲弊が顕著となっていた。また周辺の病院が相次いで救急指定を返上し始めたため,救急患者がさらに増えるという悪循環に陥った。

先月X市ではマンション5階から飛び降りて重傷を負った女性が計49カ所の病院に受け入れを拒否され,約3時間半後にV大学病院へ向かう途中の救急車内で死亡するという事件が発生したが,同会所属の3病院はいずれも救急隊からの搬送依頼を満床,処置中などの理由で断っていた。

無慈悲会理事長の▲▼氏は「救急患者受け入れ不可能の事件が報道されるたびに悪者扱いされるのではやってられない。当院では今後,当直の医師にはゆっくり寝てもらって翌日の勤務に備えてもらう」としている。

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「今の医師は楽をすることしか考えていない。夜間の救急当番をはずれた病院には保険医療機関取り消しなどの厳罰が必要だ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「夜間・休日の救急医療は医師の善意で成り立っていたが,軽症患者のコンビニ受診・モンスターペイシェント・マスコミによる不当なバッシング・トンデモ訴訟などにより医師たちの心は完全に折れた。これらの厄災は残されたV大学病院とX市民病院に容赦なく集中するため,同県から救急指定病院が消える日は近いだろう」
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January 09, 2008

妄想未来新聞5


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外科部長を収賄で逮捕 手術の順番を早めた疑い

P県立病院(Q市R区)において手術の順番を早めるなどの便宜を図った見返りに患者から現金を受け取ったとして,P県警捜査二課はN日,同病院外科部長の霧田刈芽寿雄容疑者(50)を収賄容疑で,元患者の同市R区S町,会社経営金奈良有男容疑者(45)を贈賄容疑で逮捕した。

調べによると,金奈良容疑者は**年2月に同病院で早期胃癌と診断され手術が予定された。同病院では外科医不足などの理由により,癌患者でも手術までの待機期間が平均5か月ほどだったが,同容疑者が霧田刈容疑者に現金100万円を手渡したため,金奈良容疑者の手術は約1か月後の3月下旬に実施された。手術は成功し同容疑者は4月に退院,経過も順調である。

霧田刈容疑者は「現金を受け取ったことは事実だが,手術時期を早めたのはがんの進行度や患者の年齢,社会貢献度を考えてのこと」と,容疑を否認している。また,金奈良容疑者も「手術前に担当医に現金を渡すのは昔からの慣習で,誰もが経験しているはずだ。手術時期を早めてくれといった覚えもない」と同じく否認している。

霧田刈容疑者は*#年より同病院外科部長として手術の責任者となり,手術予定は同容疑者がすべて決めていた。県警は余罪があるとみて過去の手術記録を検討し,予定が不自然に早まった手術が他にないか調べる方針。

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「これは氷山の一角。おそらく日本全国の病院で行われているはずで,警察は徹底的に調べるべきだ。医師に袖の下を払えない患者は手術がどんどん後回しにされ,手遅れになる。カネの切れ目が命の切れ目など,あってはならない」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「金品と引き替えに手術の順番を早めるのはよくないが,45歳の早期癌では金銭授受に関係なく順番が繰り上がった可能性も考えられる。診断がついた順に機械的に手術の順番を組むのは一見平等のようだが実は不合理で,若くて社会性の高い患者の早期癌はできるだけ早く手術してやるべきだ。逆に,高齢や無職の患者はどちらかというと後回しにせざるを得ない。例えば同じ癌でも若年者は高齢者より癌の進行が早いので早期手術が望ましい。患者の年齢がほぼ同じの場合,税金や社会保険料をちゃんと払っているほうを優先させるべきだ」

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January 08, 2008

妄想未来新聞4

妄想再開

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がん手遅れで死亡  遺族がV県を提訴

V県立X病院で肺がんの治療を受けていた同県内の男性=当時(78)=が,診断から約6カ月後に死亡したのは手術までの待機期間中にがんが進行し手遅れになったためとして,遺族が同病院を運営する県を相手に約2,900万円を求める損害賠償訴訟を地裁Z支部に起こしたことがN日,分かった。

訴状によると,男性は**年1月に血痰が見られたことから同病院を受診し,肺がんと診断された。手術は4か月後に予定されたが実際には5か月後にずれ込み,6月の手術の際にはがんが予想よりも広がっていることが判明,結局がんは切除されないまま手術を終えた。男性は約1か月後に呼吸不全で死亡した。

原告は「5か月も放置されたらがんが広がることくらい素人でも知っている。もっと早く手術できる病院を紹介することもできたはずだ。父親はさんざん待たされたあげくに手術で痛い思いをし,がんも取ってもらえなかった」と主張している。

提訴について県病院局は「県内の病院ではがんの手術待ちが半年も珍しくなく,X病院はむしろ早いほうだ。がんが手遅れだったのは残念だが,対処に間違いはなかったと考えている。訴状の内容を検討し,弁護士と対応を協議する」としている。


識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「医師が怠けているせいだ。平日深夜や土日も休まず手術をすれば,オペ待ちの患者はもっと減るはずだ。人の命がかかっているということを,今の医師は忘れている。医師は自分自身や家族ががんになったときも半年も手術を待つのかと,問いたい。未必の故意の殺人事件として刑事訴追してもいいくらいだ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「ただでさえ外科医が圧倒的に不足している上,肺を手術できる外科医はさらに少ない。今後は手術予定患者のトリアージが進み,喫煙者の肺がんなど自業自得的な病気の手術はどんどん後回しにされるだろう。今回のような訴訟に嫌気が差してまた外科医が辞めていけば,手術待機期間はますます延びる」

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January 07, 2008

廊下を利用してでも治療に携わるのが医療

有名な大淀病院脳内出血妊婦死亡事件が初めて報道されたのは2006年10月で,もう1年以上になる。

救急搬送に関してはその後2007年8月の『奈良県橿原市→高槻病院搬送中に交通事故・死産』まで目立った報道はないが,秋ぐらいから妊婦以外も含め矢継ぎ早に報じられるようになった。

9月 16病院  切迫流産 千葉市
11月 4病院  79歳女性が死亡 福島市
12月 18病院  66歳男性が死亡 兵庫県姫路市
12月 30病院  89歳女性が死亡 大阪府富田林市
2008年1月 救命センター5カ所  49歳男性が死亡 大阪府

これだけ救急搬送に関する報道が紙面を賑わしていれば,そろそろ「医師個人の問題ではなく,構造的な何かがある」と誰もが感づいてもよさそうな頃だ。マスコミは知ってか知らずか,常に医師を悪者に仕立てる味付けをするが,システムの不備に言及する後追い記事も散見されるようになってきた。しかしそれにもかかわらず,いまだに「緊急の患者には廊下を利用してでも治療に携わるのが医療」などと香ばしい文章をブログに書く人がいる。私も偉そうなことを言えるほどネットリテラシーを身に付けているわけではないが,ブログの管理者なら「救急患者受け入れ不可能」の背景ぐらい調べることはできるだろうし,それができないなら特定の職種・組織を叩くような文章をブログに残すことは慎むべきだと思う。マスコミの論調に便乗し,人道主義のスパイスを振りかけていても,みんな自分に同調してくれるとは限らない。

私はブラウザのブックマークに,“炎上中”と名付けたフォルダを置いてあり,最近も某ブログをそこに入れて生暖かく見守っていたが,案の上,当該エントリーが削除されていた。その魚拓は

http://s03.megalodon.jp/2008-0105-0205-28/blogs.yahoo.co.jp/kaku19512000/39726104.html


-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用開始-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-

うー、冷たい朝ですう・・・。何でもUターンラッシュが始まっているとか、現役の方々は大変です。

大阪では交通事故の負傷者が、病院の受け入れ拒否にあって死亡してしまったそうです。何と言うお粗末な医療システムでしょうか。医者が居ないから、ベッドがないからなどということが理由になるのですか?緊急の患者には廊下を利用してでも治療に携わるのが医療というものでしょう。病院側の頭がおかしいのではと思います。それが出来ないというなら医者など止めてしまえ。病院も止めてしまえ。そんな病院は、存在自体が迷惑です。「事務長出て来い」って言っても彼らに通じる言葉などないのでしょうね。これでこの国は、技術立国などといえるのでしょうか?先進諸国に肩をならべられるのでしょうか?

開発途上国以下ではないですか。ひどい有様です。ご遺族の気持ちを考えると暗澹たる思いに駆られます。暢気に総選挙のことなど考えてる時ではないですよ。適切な対策を一刻も早く考え実行するのが、議員、お役人どもの仕事ではないですか。与党も野党もないでしょう。人がいないからなどということは理由にはなりませんよ。少しは国民のためになることを考えて実行していただきたいものです。そのための予算ならいくらでも国民は納得するでしょう。各省庁の録でもない無駄使いをなくせば、膨大な額が浮くはずですよ。医者の何百人でも諸外国から連れてこれるでしょう。方策はいくらでもあるはずです。

各々方、しっかりせんかい・・・ただ飯食ってるだけが能ではないぞん。民間を見習ってまともな仕事をせんかい。偉そうに御託ばかり並べおってからに・・・。

-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-

確かに後半では議員や役人のことに言及しているが,前半では

>医者が居ないから、ベッドがないからなどということが理由になるのですか?緊急の患者には廊下を利用してでも治療に携わるのが医療というものでしょう。病院側の頭がおかしいのではと思います。それが出来ないというなら医者など止めてしまえ。病院も止めてしまえ。そんな病院は、存在自体が迷惑です。

どう読んでも「医師が悪い」「病院が悪い」と受け取れる。

しかしコメント欄では

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そんなことはあなたに言われなくても百も承知ですよ。あなた方を責めているのだけではありません。個人でどうこうできる問題ではないでしょう。この国の医療システムがすでに崩壊してしまってるから、何とかせねばと皆思っているのです。すぐ隣の市では産婦人科がゼロになっているのです。お産すら出来ないのですよ。

2008/1/4(金) 午前 9:12 [ kaku19512000 ]
-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-引用終了-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-◆-◇-


「緊急の患者には廊下を利用してでも治療に携わるのが医療」
「それが出来ないというなら医者など止めてしまえ」

救急医療の不備が医師個人や病院の問題ではなく,システムの問題だと“百も承知”しているようには,私には思えない。

炎上にはほど遠く小火程度だったが,このブログ主は自分に不都合なコメントを今も片っ端から削除している。

http://s01.megalodon.jp/2008-0106-1245-40/blogs.yahoo.co.jp/kaku19512000/39728825.html

http://s03.megalodon.jp/2008-0106-1941-44/blogs.yahoo.co.jp/kaku19512000/39728825.html

http://s01.megalodon.jp/2008-0106-1243-23/blogs.yahoo.co.jp/kaku19512000/archive/2008/1/5

http://s03.megalodon.jp/2008-0107-0125-57/blogs.yahoo.co.jp/kaku19512000/39780721.html

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January 06, 2008

妄想の網

掲示板に自分が書いたものにどのような反応があるか,自分のブログに書いた最新のエントリーにどんなコメントがつくか,誰かのブログに書いたコメントにどんなレスが返されるか。そんな,仕掛けた網を引き上げに行く漁師のような気持ちでPCの前に座る人も多いと思う。そういえば,網はnet(もしくはweb)だ。

さて,網が大好き,というか,網のない生活は考えられない漁師のような医師の間では医療崩壊は何年も前から大きな話題になっていた。そして救急医療体制の破綻やお産難民の発生などはある程度予想されたことであり,昨今話題の「救急患者の多施設受け入れ不能による搬送遅れ」が報道されても驚くことではなく,むしろ「まだニュースになるくらい珍しいのか」と醒めた目で見ている医師も多いだろう。

医療崩壊を加速させた,福島県立大野病院での不当逮捕事件の衝撃は今も大きな影を落としているが,それだけでなく,我々の想像を超える新たな事件が各地で起こっている。昨年の例を挙げると

加古川心筋梗塞賠償訴訟…担当医はベストを尽くしたと言っても過言でない対応だったにもかかわらず,3,900万円の満額賠償の判決。

堺→大阪西成全盲患者公園置き去り事件…中国や米国では珍しくないが,こんなに早く日本で発生するとはさすがのネット医師たちも想像しなかったに違いない。

他にもいろいろ印象に残った事件があったが,私は上の二つに代表される事象,つまりトンデモ裁判と病院側の反撃(ブチ切れとも言う)が今年のキーワードになると思っている。

トンデモ裁判に関してはもう食傷気味で,今後何が出てきても驚かないという医師も多いだろうが,それでも最近の「諏訪中央病院84歳末期胃がん2,000万円賠償請求」にはたまげたはずだ。まだ提訴の段階とはいえ,もう何でもあり。普通では考えられないような提訴・判決が今年も続出するに違いない。

病院幹部は総じて事なかれ主義であり,病院側の反撃に関しては未知数の部分が多いが,痩せ我慢していられる状況はとっくに終わっている。種々の生き残り策を巡らし,起死回生の一発を狙う病院が現れても不思議ではない。

私の妄想は,「トンデモ裁判(理不尽な刑事訴追も含む)」と「病院の反撃」を軸にしている。ちょっとした網のつもり。網の目は粗く脆弱で,簡単に食い破られそうだが。

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January 05, 2008

妄想未来新聞3

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一見さんの患者はカード払い  未収金ゼロを目指す病院

医療法人無慈悲会は同会が運営する県下の3病院すべてにおいて××年4月より,医療費の支払いを一部の患者でクレジットカード払いまたは受診前に保証金を預ける方式に変更すると発表した。

従来通り受診後に自己負担分を支払う方式は,過去1年間に3回以上受診し未払いが一度もない患者に限られ,初診患者はすべて最初の受付時にカード払いまたは保証金預け入れを選択することになる。カード払いの場合はクレジットカードの有効期限などの確認後,保証金方式の場合は現金預け入れを終えた段階でカルテと診察券が作成される。保証金の価格は症状によって異なり,風邪症状などは最低額の2万円だが,妊娠の疑いのある女性では50万円に達する。実際の自己負担分との差額は治療が完了した時点で患者に払い戻す。
近年,医療機関では医療費未払いの問題が深刻となっている。無慈悲会でも過去3年間の未払いは3病院で合計**億円に達しており,今回の英断に踏み切った。

無慈悲会理事長の▲▼氏は「未払いなどと言うと,いかにも『後日払います』という印象を受けるが,実際は食い逃げだ。不心得者は『払わなくても誰も取り立てに来ない』とタカをくくり,最初から払うつもりはない。未払い者は無保険も多く,病院には一銭も入ってこない場合が多い。我々は今まで甘すぎた。未収金のことを考えれば,カード会社への手数料など取るに足らない。カード払いにすればこちらとしては取りっぱぐれがないし,患者さんはポイントが貯まる。混合診療全面解禁となった今,保険の効かない検査や治療もカード払いだと勧めやすくなる」と主張する。

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「クレジットカードもなく保証金も払えない患者は治療を受けられない。病院側が患者を選択するのは国民皆保険の理念に反し,厚労省はこのような病院の保険医療機関取り消しも検討するべきだ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「日本の医療費は先進諸国に比べて格段に安価であり,これを踏み倒すのはきわめて悪質だ。クレジットカードを作れず保証金も手元にないなら,そこらへんの消費者金融で借りればよい。踏み倒す相手が病院から金融業者に変わるだけだ」

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January 04, 2008

妄想未来新聞2

新年最初のエントリーも妄想

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19歳妊婦 ブラックリストでたらい回し  2病院で拒否され死産

◎★県□▼市で■◇日未明,下腹部痛を訴えて県立周産期センターを受診した19歳の妊婦が,医療機関のブラックリストに載っていることを理由に診察を断られたことが判明した。妊婦はその後□▼市民病院を受診したが,同病院でも同じ理由で拒否されたため,隣県の△◆病院に向かった。△◆病院は妊婦を受け入れたが,死産が確認された。

妊婦と一緒にいた男性によると,妊婦は■◇日0時頃から男性とカラオケ店にいたが,午前1時頃より下腹部痛を訴えだした。男性はカラオケ店から救急車を呼んだが,地域内の救急車はすべて出払っており到着までに2時間以上かかると言われたため,男性が乗用車を運転して県立周産期センターに直接向かった。二人が同センターの救急受付に到着したのは午前2時頃。妊婦は同センターの受診は初めてだったが,過去に県内の別の病院で医療費が未払いだったという理由でブラックリストに掲載されており,病院側は診療を拒否した。ブラックリストは県内の主な病院すべてに出回っており,午前3時頃に到着した□▼市民病院でも同じ理由で診療を拒否されたため,男性と妊婦は隣県の△◆病院に向かった。同病院のブラックリストには妊婦の氏名は掲載されておらず,午前4時になって妊婦はやっと治療を受けることができたが,手遅れで死産となった。男性は「お金は払うと言ったが信用してもらえなかった。最初の病院が診てくれたら死産しなかったはずだ」と憤慨している。

県立周産期センターの◆○病院長は「病院は慈善事業ではなく,公立病院でも黒字を要求される。医療費不払いは看過できない問題だ。近隣病院と不払い患者の情報交換をし,要注意患者には毅然とした態度を取るのが今や常識」と語る。

識者の意見
医療ジャーナリスト◎藤×也氏「医師には応招義務があり,目の前の患者を拒否してはならないはずだ。個人情報保護の観点からも複数医療機関でのブラックリスト共有は不適切。まずは治療を優先し,医療費のことは後日考えるべきだ」

医療崩壊問題に詳しい,◆◇大学の☆★教授「最近の医療費不払い者は同じ病院では診療を拒否されることを知っており,病院を転々と変えて不払いを続ける。むしろ全国的なブラックリストが必要な段階にきている。金融の世界で許されるブラックリストが医療で許されない道理はない」

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