魚拓
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「高度急性期病院」新設 外来受け付けず、重症治療専念
厚生労働省は21日、救急医療などを行う病院を再編し、脳や心臓手術などの高度な医療技術が必要な患者を専門的に治療するための「高度急性期病院」(仮称)を新設する方針を固めた。外来患者は原則として受け付けず、医師や最新医療機器を集中させ、重症患者のたらい回しを避ける狙いもある。人口30万人に1カ所程度設置する考えで、各都道府県にある国公立病院からの移行を念頭に置いている。今秋、中央社会保険医療協議会(中医協)に提示、平成20年度診療報酬改定で報酬点数の加算を目指す。
専門医集中、たらい回し避ける
厚労省が急性期病院の集約・再編に乗り出すことにしたのは、勤務医不足の深刻化で、医師が各病院に分散すると、高度な医療を担える態勢づくりが困難になるとの懸念があるためだ。
現在、患者が大病院に集中する傾向が続いており、外来患者の診察をしながら高度な手術などを行うには、十分な医師数を確保せざるを得ないのが実態だ。高度医療には専門的な医療知識のある医師のほか、最新の医療機器の充実も必要で、病院の集約・再編が不可避と判断した。
再編は、受け入れ患者の病状の重さに応じて高度急性期病院と「一般急性期病院」(仮称)に区分する。高度急性期病院は、他の医療機関などからの紹介を基本とし、各診療科の専門医など十分な人員配置を図り、総合的かつ専門的な診察ができる態勢をとる。
具体的には、最新鋭の医療機器を集中的に導入し、難易度の高い手術にも対応できる環境を整える。ひとまず、各都道府県の国公立病院からの移行を念頭に、それぞれ数カ所から十数カ所を設置したい考えだ。
これに対し、一般急性期病院は、従来のように救急搬送の患者や外来患者を受け入れる。比較的簡単な手術を実施するほか、各地域の医療拠点としての役割を担当。高度急性期病院を退院後に引き続き、入院治療を必要とする患者の受け皿としての機能も担う。
例えば、自宅近くの一般急性期病院に入院した患者が難しい手術が必要と診断された場合、高度急性期病院に転院。病状が良くなれば、再び自宅近くの一般急性期病院に戻って、術後の治療を受ける-といった流れとなる。交通事故などで大きなけがをした場合は、救急車で直接、高度急性期病院に運び込まれるケースも想定している。
厚労省は、20年度の診療報酬の改定に合わせて導入を目指しており、高度急性期病院の入院基本料の設定など具体案づくりを急いでいる。
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急性期病院 病気を発症したり、けがをした直後の患者を治療するための病院。救急車で搬送される救急病院をはじめ、病気やけがで手術などの治療を受ける病院は一般的にこれにあたる。病状が安定した患者を対象に、慢性期医療を行う病院と区別するために使われることが多い。
(2007/08/22 08:08)
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「高度急性期病院」という新しい箱ものを作って,また土建屋を潤すのかと思ったが,
>各都道府県にある国公立病院からの移行を念頭に置いている
となっている。本気でアクセス制限を考え始めたのか。
田舎の病院では,心臓血管外科の看板を掲げていながら開心術が月に2~3例というところもある。そこらへんの国公立病院が散発的に行っていた脳外科や心臓外科の手術を高度急性期病院に集約させるという発想は悪くない。しかし高度急性期病院になれなかった病院はフリーアクセスのままとなる。高度急性期病院がフリーアクセスから逃れられる分,他の病院の負担は増すだろう。
病院へのアクセスを制限するとその病院の収益は当然減る。しかし病院の赤字が増えても構わないなら,一般病院でも簡単にできるアクセス制限の方策がある。
外来の待合いに薄型テレビを置く病院が増えてきた。CRTは置けなかったような廊下の壁にも設置できるようになった。NHKなどのTV番組だけでなく,「現在11時台の予約の方を診察しています」と診察の進行状況を表示したり,その病院のオリジナルの健康情報を流したりしている病院もある。
この薄型テレビを利用しない手はない。
診察を待っている患者はついついディスプレイを見てしまう。この画面を使ってネガティブキャンペーンを張るというのはどうだろう。。「医療はまだまだ発展途上の学問・技術であり,過度に期待できない」ということを広く啓蒙すれば,ある程度のアクセスが減るかもしれない。
例えば以下のようなテロップを次々流すのである
「医師が努力しても救えない病気は山ほどあります。医師は神様ではありません」
「頭痛や腹痛があるからといって,すべての人にCTやMRIを撮ることはできません」
「検査せずに病名をあてること(診断)はできません」
「検査しても診断できない場合があります」
「非常に珍しい病気に罹った場合は,診断にたどり着くまでに相当な時間がかかります」
「医療の結果は保障できません」
「病気を治すのはあなた自信です。医師はちょっとお手伝いするだけです」
「どんなに努力しても誤診はゼロにはなりません」
「風邪とまぎらわしい病気はたくさんあります。なかにはすぐに死亡する病気もあります」
「自分で食事の取れる患者さんに看護師がつきっきりでいることはありません。したがって誤嚥は防げません」
「普通に歩ける患者さんの転倒も防ぎようがありません」
「外科医が当直で忙しく夜間一睡もできなかった場合も,翌朝から手術を執刀することがたびたびあります。そのときは当然注意力・集中力は低下します。ときとしてフラフラ状態のことがあります」
「合併症は医療ミスではありません」
「たった3時間待っただけで専門医が直接3分間も診てくれるような,すばらしい病院は日本にしかありません」
「原則として医師は自分が専門とする病気しか診ません。他の部位の病気は各自で検診を受けて下さい」
「各診療科の外来受診は全身の癌の検索をするところではありません」
「セカンドオピニオンを受けることは推奨しますが,こちらが受診先の手配をすることはいたしません。むしろ,当院と縁もゆかりもない医療機関を受診されることをお勧めします」
ほんの少しを例に挙げるつもりだったが,書いているうちに頭に血が上ってきた。
ポスターや小冊子でもこれらのキャンペーンは可能だが,おそらく読んでくれないだろう。やはり文字に動きがないと。お盆に新幹線に乗った人も多いと思うが,各車両の前部にある電光表示板の情報をついつい読んだはずだ。退屈で他に見るものがないということももちろんあるだろうが,やはり文字が流れていると目につきやすい。
文字が流れるとはいえ,せっかくの大画面テレビに文字だけではもったいないしインパクトも薄い。わかりやすくアニメやミニドラマ仕立てにしてもよい。
モンスターペイシャントの理不尽な言動,それに対する医師の困惑ぶりを寸劇にして放映すれば,少しは理解してくれるかもしれない。ただ,「人の振り見て我が振り直せ」が彼らに可能かどうかはわからない。むしろ「医者に文句言うのは俺だけじゃないんだ」と納得・増長する可能性もある。DQNの外来受診は減らず,物わかりの良い善良な患者が病院に来なくなる,というのも充分考えられる。
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