盗撮
既に賞味期限が切れかかっている話かもしれないが,腹が立つのでやはり書いておこう。
日テレのアナウンサーが女子高生(16)のスカートの中をカメラ付き携帯電話で盗撮し,鉄道警察隊に見つかって書類送検された。そして大手新聞・テレビ局は実名を伏せて報道,あるいはまったく報道しなかった。
ネットのニュースで実名報道していたのはここしか知らない。
最近の他の盗撮事件はどうだったかというと,
電車内で,横に座ったスカート姿の女性会社員(30)の足首をカバンに隠し入れていたビデオカメラで27分間にわたって撮影した医者は,逮捕されて実名報道。
交通事故処理中に女性のスカートの中をデジタルカメラで盗撮していた警察官も実名報道
女子高生のスカート内を盗撮した小学校講師も実名報道
小学校のトイレにビデオカメラを設置した福島民友新聞の記者も実名報道
高校の女子トイレにビデオカメラを設置した高校教師も実名報道
医師・教師・警察官・地方新聞の記者の盗撮では実名報道なのに,日テレのアナウンサーだけは特別扱い。マスコミは常日頃,病院・医師の隠蔽体質を厳しく非難しておきながら,よくもまあ恥ずかしくないものだ。福島民友新聞の記者は実名だったが,これが読売新聞の記者ならどうだったか想像に難くない。
実名を出す・出さないは逮捕と書類送検の違いか? 手鏡でスカートの中を見た早大の植草教授は逮捕だったのに,カメラ付き携帯電話で盗撮した炭谷アナは書類送検というのも腑に落ちない。映像を保管して後日も楽しめる(?)ほうが罪が軽いのか。
私は盗撮した医師を擁護するつもりは毛頭無い。破廉恥な医者はどんどんしょっ引いてもらってかまわない。しかし,隣に座った女性の足首を盗撮すると逮捕で,炭谷アナの盗撮は書類送検というのが納得できない。どちらが書類送検かと言われれば,前者ではないのか。警察は「足首だろうと盗撮は盗撮」といったらしいが,それなら腕や顔(破廉恥医師のビデオには顔や腕も映っていたらしい)でも盗撮は盗撮となる。女性の近くではカメラ付き携帯を触れなくなる。カバンにビデオを忍ばせるのは計画的で悪質,カメラ付き携帯はちょっと魔が差しただけとでも言うのか。携帯の低画素数カメラでも「盗撮は盗撮」で逮捕すべきだろう。
話がずれた。マスコミの情けなさを言いたいのだった。
日本テレビ総合広報部は「社員のプライバシーにかかわる問題なので当社として話すことはないが,既にこの社員に対し適切な対応を取っている」と話しているそうだ。彼が暴力事件や窃盗で捕まってもプライバシーを理由にコメントを避けるのか。いつもは「知る権利」とかをかざして,他人のプライバシーに土足で踏み込んでいるではないか。
しかし,日テレはこの匿名ネット社会において,人気番組に出演しているアナウンサーの不祥事を隠しおおせると本気で思ったのか?そのあたりの見識も情けない。所詮テレビ局など,道交法違反で逮捕されたSMAPの稲垣吾郎のことも「稲垣メンバー」などと苦しい呼称を使ったりするような,情けない会社だからな。こんな公正さを欠く連中がマスメディアを牛耳っているのかと思うと反吐が出る。
ここを見ると,少しは溜飲が下がる
それにしても,盗撮事件が多い。
ちょっとしたイタズラを思いついてしまった。
ビジネスバッグにいかにも不自然な穴を開け,レンズらしきものが見えるようにする。
電車で床に置く。
不審なカバンに気づいた女性が鉄道警察隊に通報。
警察官:「盗撮しただろ?」
男:「してません」
女性:「ウソつき! じゃ,この穴は何?」
警察官:「カバンのなかを見せろ」
男:「任意ですか? 任意ならイヤです」
警察官:「なぜ見せられない? 見られて困るものが入っているからだろ?」
男:「……」
女性:「なぜ黙るの。やはりカメラが入っているのよ」
男:「カメラはないけど…」
警察官:「けど,なんだ?」
男:「きっと,怒ると思うから」
警察官:「とにかく,さっさと開けろ」
仕方なくカバンを開けると,紙の筒の端にセロハン貼っただけのもの。レンズに見えたのはセロハン。そして一枚の紙切れが入っている。紙切れには「こんなもので盗撮できるわけないだろ,バカ」と書いてある。
警官をからかったとして公務執行妨害は免れないかな。迷惑防止条例違反よりも重罪かもしれない。マスコミの格好の餌食となり,もちろん実名報道されるだろう。


Comments
擬似レンズ、思わず笑ってしまいました。
・・・・すみません、初コメでいきなり。。
私は医師ではないのですが、
現在の医療を取り巻く報道に違和感を抱える、
無名の「モノ書き」です。
こちらのブログ、たいへん楽しみにしております。
またのご健筆をお祈りしますとともに、
ご多忙のこと、お体ご自愛くださいますよう添え書きまで。。
Posted by: neo_vital | June 17, 2006 at 04:52 PM
neo vitalさん,はじめまして。
コメントをありがとうございました。
今後とも,遅筆ながら医師としての本音を書いていきますので,よろしくお願いいたします。
Posted by: 管理人 | June 18, 2006 at 03:27 PM